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主に北米、欧州中心の出張が多かったMATT。
2010年にインドをぐるっと時計回りで2週間かけてまわる、強行軍の出張で初めてアジア圏に足を踏み入れたが、お隣の大国には行く機会がなかった。
 
だから今回の出張は非常に楽しみにしていたのだ。
行き先は広州。
広東省最大の都市、中国では北京、上海に次ぐ大都市だ。
 
たった3日の滞在であったが、湿度90%の高温多湿の気候や、人口1200万人の熱気、雲をつく高層ビルの群れ、激しい交通渋滞など、見るもの感じるものすべての迫力に圧倒される。
 
最終日に立ち寄った日系材料メーカーの社長さんに聞いた話が興味深かった。
もともと工場の敷地内に駐車場が5台分くらいしかなかったのだが、
最近従業員が車を購入して通勤するようになり、駐車場を増設したのだが全然足りなくなりつつある、というのだ。
現在の中国は年に10%のwage upがあり、もはや人件費の面で国際競争力を失いつつある。
賃金の上昇が内需を拡大し、人々の生活を豊かにする一方で、
中国に投資をしてきた外国企業は、今後その投資の矛先をより南の国々に向けていくだろう。
 
その時、中国国内の企業に国際競争を戦えるだけの力がついているか、が中国経済の行く末を左右する。
中国が本当に経済成長を維持できるかどうか、ここから先が勝負なのだ。
 
だが、帰りの広州白雲空港のコーヒー店で、頼んだビールが30分待っても出てこなかったり、空いたテーブルの食器類が全然片付けられなかった(店員はたくさんいる)のに、その店のサービスの質を表すプレートが三ツ星だったのを見て、この国の成熟にはまだまだ時間がかかるな、、、と思った。
 
ただ、一方で中国人の商売に対する熱意はすさまじく、ビジネスマンの質もさすがと思わせるものがある。
ダテに13億の人口を擁しているわけではない、怠け者も多いが「デキる優秀な」人も同様に多いのである。
 
最後に、宿泊した花園酒店(The Garden Hotel)の部屋にあった一品。
あちこちのオフィスでも同じものをみかけた。
消火器ではなく、これがあること自体にとても違和感を覚えたのだが、、、
 
でも結構、この絵柄が好き。
40代にとっては、なんか懐かしい絵だな。。。。。
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