よくがんばってると思う。
けれど、そのがんばりの結果がいつも大敗、というのでは可愛そう過ぎないか?
MATTは高校時代なにもスポーツをしてなかった。
足は速かったし、持久走もそこそこ速かったのでいろんなクラブからお誘いは受けたものの元来の怠け者だったので、結局3年間帰宅部でバイク乗りで過ごした。
そんなMATTが浪人中のストレス溜まっていた時に興味を持ったのがラグビー。
ちょうどTVで「スクールウォーズ」が放映されており、かつ第一回ワールドカップが行われていた。
そして大学に入って少しばかりラグビーをかじった。
当然体育会系など到底無理なので(当時のM大は一応強かった)、サークルで気楽にやろうと。
だがその考えは甘かった。
高校3年間サボった体は、同じく3年間運動してきた野郎どもと同じ土俵には上れなかったのだ。
結局3年ほどプレイしたがそれほど実績を残せず、MATTのラグビー人生は終わった。
このときわかったのはラグビーはフィットネス(筋力や体重)のアドバンテージは大事であるが、
それ以前に「走れないと話にならない」ということだ。
この点はラグビーをあまり知らない人のほとんどが勘違いしている。
さて、あのころの海外の試合のTV放送(20年前)はものすごく画像が悪かった。
引きの映像になると誰が走ってるかわからないくらい画像が悪い。
でもビデオに録って何度も見たな。
オーストラリアのFBデビッド・キャンピージ、スコットランドのFBギャビン・ヘイスティング、フランスのFBのブランコ。
あの当時はいいフルバックがたくさんいたな。
FWではフランスのフランカーのエリック・シャンや、オールブラックスのマイケル・ジョンソンがカッコ良かった。
特に大型FLのシャンが低いルースボールへの働きかけがめちゃくちゃ早かったり、当時世界最高と言われた、
M・ジョンソンがタックルをアメフトの選手のようにボディターンでかわしてトライするシーンなど、世界のレベルの高さに驚いた。
そして一番衝撃的だったのは現・日本代表監督のジョン・カーワンだ。
イタリア戦での14人ごぼう抜きトライは今でも伝説。
190cmのムキムキの肉体で、驚異的なステップとスピード。
あのころの日本のラガーマンのほとんどがカーワンを神と崇めていたと思う。
いかん、海外のチームばかりになってしまった。
日本代表だ。
最近ワールドカップのメンバーを見て驚いた。
20年前はメンバーにFWなら80kg台、BKなら70kg台の選手がいた。
しかし、現在の日本代表はFWは90kg以上、BKでも90kg以上が当たり前の立派な体格。
これで海外の選手に当たり負けしないフィジカルができた、と誰もが思うだろう。
しかしそんなに甘くはないのだ。
海外の選手は体が大きいだけでなく、ラグビーに接する環境が全く違うのだ。
恵まれた環境(芝のグラウンド)。
幼いころからラグビーに接することによる経験の豊富さ。
これらは日本がどんなに頑張っても実現できない大きな壁だ。
日本はラグビー人気が盛り上がりつつあったほぼ同時期に、
非常に運の悪いタイミングである大きな変化が日本のスポーツ界を席巻した。
それは「Jリーグの発足」である。
これは日本のラグビー界の発展を妨げるのに十分な出来事だった。
将来有望な少年たちはみなサッカーに傾いただろう。
サッカーの方が世界的にメジャーだし、プロになったら儲かるし、何よりカッコイイ。
誰もがサッカー選手にあこがれ、ラグビーは忘れ去られていった・・・・
今ニュージーランドで行われているワールドカップで、日本代表はまたもやNZに大敗を喫した。
第一回のワールドカップの時にあった日本代表とNZの差は、その後も全く縮まらないままだ。
体格は立派になったものの、まるで相手にならない。
おそらくこれほど世界と日本の差が激しく離れているスポーツも他にはそうないだろう。
ウソだと思うなら一度でも海外のラグビーの試合を見てみるといいだろう。
体格差以前に彼らがどうしてすごくて、日本人が勝てないかが素人目に見てもわかるはずだ。
そもそもラグビーはチームプレイなのに、そういったことが得意な日本人がなぜ勝てない?という疑問がわくだろう。
でも海外のチームのプレイを見ればよくわかる。
かれら欧米人は「強い個人の集まり」でチームプレイをする。
日本人は「チームプレイを大事にし過ぎて個人が弱くなっている」ように見える。
彼らの個々の精神力の強さとフィットネスの強さが、15人集まった時に最大限のパワーを発揮する。
ともあれ、日本ラグビーをずっと見てきていつかワールドカップで決勝プールに勝ち進んでくれる日を待ち望んでいる。
そんな日が早く来ればいいな。。。