短かった小学校の夏休み・・・24日が最終日だった。
8時間のシフト2回あり。
通常のシフトの3倍あるな・・・。
8時間耐久レースに耐えられるかなあ・・・と
少々不安もあったが、結論から言うと、
あと何回かは耐久レースやってもいいな
と思った。
意外と楽しかったのだ。
平常時は子供たちの出入りが激しく全体を常に見渡し、且つ、自分の担当の子供から目を離すことが出来ないので、なんというか慌ただしいだけで「管理仕事やってます」的な感じで時が過ぎる。
これに対し8時間・・・コロナか熱中症予防なのか分からないが運動場・体育館・図書室への移動がほとんど無かった。ひたすらいきいきの教室内で遊ぶのみ。
子供の移動が少ないと目が行き届く。一人一人の子供とじっくり向き合える。個性が把握できる。心を通わせることが出来る。信頼関係が築ける。・・・というメリットが多々あった。
個人的なメリット・・・UNO(ウノ)も覚えたし、見本を見ながら折り紙を折る
ということにも慣れてきたし、
極めつけは将棋。
得意な子がいて、教えてもらいながらやっているがほぼ負ける。
6歳か7歳に負けます完全に
これも8時間あるからじっくりできることだ。
昨日は「こわい話」という本をS君が持ってきて私に「読んで~」と。
時間もあるので朗読をしてあげた。
読みながら私の方がだんだん寒気がしてくる内容だった。
するとS君「あと3回読んで」と。
「怖くないの~?」
「うん、こわくない。おもしろーい」
だって。
S君は大人のサポートを必要とする子で大変な甘えん坊なのだがこの発言には驚いた。
発見発見日々発見と驚き
はさみ将棋の独自のルールを作り、私に教える子もいた。
子供同士でそれをやると嫌がられ、仲間はずれにされるのだが、これはこれで才能だなあと。
だったら「そんなルールない!」で片付けずに
その子のルールを作る才能を発揮できるようにしてあげるのが本来の教育なのではないのかと。
6歳7歳・・・まだまだ大人に甘えたい年齢・・・指導員にも甘えて背中や膝の上に乗ってこようとする。
全面拒否はしない。受け入れたら子供は安心して次に進める。
受け入れた後は次のステップへと促す。
いきいき指導員の仕事は見守っていればいいだけとは思わない。
子供にとっては一瞬一瞬が学びなのだ。
宝石のような時期に関わっているのだから矜持をもって仕事をしたい。
さて、自分の小学生時代、夏休みにどこかに預けられるなんてことは無かった。
家か近所で遊ぶか、家族で遠出するかだった。
この子たちを見ていると可愛くて愛しくて可哀想にもなる。
ふとわが身を振り返る。
自分だって寂しい中年女なのだなと。
私は子供たちに慰められているのだ。
実際本当に救われている。
子供を愛しく思うとかちょっと前まで考えられなかったのだけど、
私は変わったのかな・・・いや元々そういうもの持っていたのだろう。
私の母性を開花させてくれた子供たちに感謝