今思い出しても不思議なんだけど、小学生の頃、窓の外の景色を眺めてなんとなく、でもしみじみと感じていたこと・・・。
「戦争中に生まれなくて良かった」
「私は幸運だ」
「今はたまたま平和なんだ」
など。
子供なのに何故そんな風に感じたかは分からないが、おそらく映画『はだしのゲン』を観たり、戦争の悲惨さ、を大人から教わっていたからだろう。
今から思えば70年代~80年代、平和な時代を何も考えずに暮らしてこれたのは・・・本当に幸運だったが、仮初めの平和だった。それは自分らで勝ち取ったものではなかったのだ。
国民主権 基本的人権の尊重 平和主義
当たり前のように教育されたが、主権が自分にあるという意識が正直”希薄”だ。
そして乱暴な言い方かもしれないが、外国の軍隊が70年も駐留しており、憲法より条約の方が上の法規である国の国民に主権などあるはずがない。
今は戦争の悲惨さを教えてくれる大人もいない。なぜなら私の世代が教育する立場の大人だから。
幸か不幸か
民主主義とか、自由とか、人権とか、平和とかを
真剣に勝ち取らなくてはいけない事態にあることを
気づかせてくれたのは
他でもない
現政権だ。
仮初ではあっても平和は平和だった。
私たちはどこに向かっていくのだろう・・・どんな風になりたいのか、前時代的なものではなく、国のビジョンを示すことができる政治主導であってほしい。