オバにゃんシスターズ | 猫暮らしのおススメ

猫暮らしのおススメ

~さくらねこTNR~
殺処分0を目指すTNRと保護猫のこと、たまにうちの猫のこと。

先日保護したキイちゃん。

今、預かりさん宅の離れの建物で、同じく保護されている、みいちゃんという三毛猫さんと一緒に過ごしています。もうケージからも出して貰って、自由にしているそうです(*^^*)

あの、道路沿いの側溝などで寝泊まりしていたらしいキイちゃん。この暑さを思うと尚更保護して良かったなとつくづく思います。。

で、このキイちゃん、お婆ちゃん3人組に餌をもらっていたわけですが、すんなり保護できたのではありません。

このお婆ちゃんたち、女子学生をそのままお婆ちゃんにしたかのような3人組なのです。

仮にこの3人をオバにゃんシスターズと名付けたいと思います。
オバにゃんシスターズは、お婆ちゃんA、お婆ちゃんB、お婆ちゃんCの3人組です。

初めて出会ったのは、お婆ちゃんAでした。その時は一人で猫に餌をやっていて、その場にキイちゃんもいたわけです。
私が猫ボランティアをしていて、猫を増やさないように避妊をしていることや、子猫を保護できるように頑張ってみるということを話すと、素直に聞いてくれて、連絡先を交換もしたわけです。

また、後日連絡しますと言って、その場を後にしたのですが、ボランティアTさんがキイちゃんを保護できるように準備くださるとのことで、とりあえず、その旨を伝えるためにお婆ちゃんAに電話したのです。

そうすると、お婆ちゃんAが、
「餌やりの仲間の人達が、避妊はもうしてもらうのはやめようと言うていた。年金生活だし、もう、今まで通りでいいという話になった」
と言い出しました。

出た。。
またいつものやつやな。。

とりあえず、避妊といっても、お金を出せと言っているのではなく、方法は色々あるということなどを説明し、また、話にいくと言って、電話を切りました。

次の日、もうその仲間のお婆ちゃんたちに直接説明するしかないと、現場に行きました。
ちょうど、その道路の脇にそれる道からお婆ちゃんたちが上がってくるところでした。周りに民家などないと思っていたのですが、脇道を10分ほど下りたところに民家があるようです。

車を降りて、笑顔で挨拶しましたが、3人とも、物凄い警戒して、目も合わせません(^_^;)

出た。。
なるほど。。そうきたか。。


特にお婆ちゃんCに至っては、
「私は、Aについて来てるだけやから関係ないから。」と言い放って、目も合わせず、遠くを見つめるようにそっぽを向いて、ムスッとしてそれ以上話も聞いてくれません。

お婆ちゃんBは最初は警戒していましたが、私が、お金を払えと言っているわけではないことや、避妊することが、メリットはあってもお婆ちゃんたちにデメリットは何もないことを、必死に話すうちに、目は遠くを見つめていますが、耳は傾けてくれ、相槌はうってくれるようになりました。

猫を避妊することに、メリットデメリットの問題ではないのですが、とにかく、猫のためということだけ話しても、全く響かないのです。
猫は好きで、優しさから餌をやっている部分もあるけれど、基本的には、ひまつぶしか、散歩のついでのような、趣味的な感じで餌をやっているので、結果的に猫が不幸になっても、大して心を痛めるということではないのです。

保健所に連れて行かれたら行かれたで仕方ない。カラスに食われたら食われたで仕方ない。ひかれたら、とりあえず拾うくらいは拾うけど。と言った感じです。

ですので、まあ、経済的なこともあるのでしょうが、下痢したって何だってあまり考えてませんし、そういう知識もないのでしょう。
ちくわにウインナーをちぎって、猫に向かって投げるわけです。お粥にカリカリをちょっと混ぜたものをタッパに入れたものを側溝に置いて帰るのですが、この暑さの中、まる一日置いてあるので、完全に傷んでいるわけです。カビってます。

その餌を食べる猫達を見て、何だか泣けてきます。。

で、とりあえず、子猫保護の話や避妊の話をして一旦帰ってきたのですが、すぐにお婆ちゃんAから電話がかかってきたんです。

「お婆ちゃんCが、子猫を連れていかんといてと言うてるから、もう子猫は置いておいて欲しい」
と言い出しました。


出た。。


お婆ちゃんC。。
関係ないんとちごたんかいな~!!!

どないやねんっ!!!

と心の中で突っ込みながらも、お婆ちゃんAに、

「そんなに連れて行かれたら嫌なくらい可愛かったら、おばちゃんCが飼ってくれたらいいんと違うん?」
と言うと、
「あの子(お婆ちゃんC)は、そんなんせえへんわ~、無理無理、そんな飼うような子とちゃうわ~」
とお婆ちゃんA。。

どういうこっちゃねん。。

「よう飼わんのに置いておいてっていうのは、ちょっと無責任やと思うし、子猫を預かってお世話してくれる人がいるんやから子猫にとっては、すごくラッキーな幸せなことやん?」
と、お婆ちゃんAに話すと、まあそれはそうやけど、、というような感じで、こちらの言い分にそれ以上は言う言葉がなかったんでしょう。。

「まあ、あの子がそう言うてたから、私は電話させてもらっただけ」
と言います。。

なんじゃそりゃ。。オバにゃんシスターズ恐るべし。。

そして、ボランティアTさん達が預かってくださるのが日曜日ということになったので、前日保護しようと思っていたのですが、オバにゃんたちの様子からして、ちょっと余裕をもった方が良いと思い、金曜日に急きょ保護しにいくことにしました。。

次回に続く。。