こんにちは!1週間ぶりの更新となり、大変ご無沙汰してしまいました。ブログを放置したわけではなく、本業に加えて、新事業や不動産契約、メニュー開発、イベント準備など、やるべきことが山積みで時間が取れませんでした。今回は、この1週間の進捗状況とそこで得た気づきをお伝えしたいと思います!
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1. 食堂物件の不動産契約が急遽延期
1月20日に予定していた食堂用物件の不動産契約は、売主のご主人が重い病気(大動脈解離)を患い、急遽延期となりました。まずはこの場を借りて早期回復をお祈り申し上げます。契約再開時期は未定ですが、状況を見守りながら進める事になると思います。
2. 不動産物件の一部解体作業
契約延期となったものの、物件の改修計画は進行中です。
物件は昭和45年築で、調理場にする予定の畳部屋の床下構造を確認するため解体作業を私自身で実施しました。
地元の元大工さんにも手伝ってもらい、チェーンソーを使いながら効率よく進めた結果、当初1日かかると見積もっていた作業を約5時間で完了できました。畳や襖は家庭用大型ゴミとして処分することもできて安心できました。一方、裏庭には私が伐採した枝木や使用済み家庭園芸用品などがゴミとして残っているので、時間を作って整理、廃棄を行っています。
解体作業の結果を基に、1月28日は私のお客様であるゼネコン様が下見を行い、改修のための詳細な見積もりを作成する予定です。建物の基礎や構造によって改修費用が大きく変動するため、この確認は重要なステップです。
Before:
After
3. 冷凍庫の購入で量産体制を強化
食堂開業に向けて、試作段階から量産段階へ進む必要があり、家庭用冷凍庫では容量不足になっていました。そのため、約200Lの業務用冷凍庫を購入しました。価格は約4万円でしたが、下処理済みの食材を大量に保管できるようになり、効率が格段に向上しました。この冷凍庫は、食堂開業後に調理場へ移設する予定で、先行投資として考えています。
4. 競合商品の調査
もつ煮を中心としたメニューを開発中ですが、将来的にはホルモン焼きも取り入れる予定です。
イベント用使い捨てどんぶりを探すためにパッケージ専門店へ伺った所、店舗入り口前に写真の様な冷凍食品販売自動販売機がありました。
「もつ煮込みうどん」や「富山豚ホルモン焼き」を購入試食しました。
試食した「もつ煮込みうどん」は、個人的に20年以上実店舗で親しんできた味なので、改めて美味しさに感心しました。
一方、「富山豚ホルモン焼き」は、1パック200gで700円とやや高めの価格設定でしたが、価格に見合うだけの価値を見出せる味かどうかについては、人によって感じ方が分かれるところだと思います。モツの下処理は非常に丁寧でしたので、コストを考えたら妥当な値段だと私は思いますが、あなたはどうでしょうか。
私は、このような市場調査を通じて、自分の商品開発に活かせる要素を見極めていきます。
5. 試作9号の肉質比較実験
もつの仕入れ先による肉質の違いを確認するため、以下の3種類を比較調理しました:
1. 富山県産のボイル済みモツ
2. 国産ボイル(産地不明)
3. 前回購入した冷凍ボイル済みモツ
結果として、味に大きな違いはないものの、煮込んだ際の見た目や脂肪分のロス率にばらつきがありました。このロス率が原価に影響するため、どの産地のモツを使うか慎重に選定する必要があると感じています。
また、事業リスクを考えれば複数購買先もアリです。きっとこの線になるでしょう。
6. 試作10号の試食会開催
1月26日には「TASU 高岡まちなかスタートアップ支援施設」で試作10号を用いた試食会を開催しました。
モツ煮の汁の塩分濃度に関して「少ししょっぱい」という意見と「ちょうど良い」という意見が分かれました。このため、基本の味付けは控えめにし、味変用のタレを用意し、薬味も複数用意して、お客様が自由に調整できるような形を取ることに決めました。
また、具材に関しても意見が寄せられました。大根や人参を使った具材は、「モツ特有の臭いを強調してしまう」という意見がありました。このため、具材から大根と人参を外し、シンプルに仕上げる方向に変更します。商品名は「やわらか”もつ煮”」とし、商品名から期待されるイメージに応えられる内容に仕上げていきます。
### まとめ
食堂開業に向けた準備は着実に進んでいますが、課題もまだまだ山積みです。不動産契約の再開待ち、改修費用の見積もり、さらなる試作と改善など、一つひとつのプロセスを着実に進めていきます。今回の試作や試食会を通じて、お客様のニーズに応えるための方向性が少しずつ明確になってきました。これからも前向きに挑戦を続けていきます!