そもそも、いろんな偶然がきっかけ(2) | 人生波瀾万丈、素人が飲食店をはじめる。さて、その結果は?

人生波瀾万丈、素人が飲食店をはじめる。さて、その結果は?

現役経営コンサルタントが、普段セミナーで語っている内容を実際に実践して開業を始めるまで、そして始めてからの物語です。これまでアルバイトでしか経験の無い飲食店を第二創業として始めます。これから創業を考えている方は参考になります。

こんばんは。前回からの続きです。
 飲食店開業に向けた準備について、現在さまざまな情報収集を進めています。具体的には、YouTubeやレシピサイトを使って調理のノウハウやメニューアイデアを得ることができました。一昔には、飲食店での修行や精肉店でのアルバイトを通じてスキルを磨くことが一般的でしたが、私は年齢的に時間の制約もあり従来の手法を取ることは現実的ではありません。つまり、60歳を迎えた今、健康寿命を考えたとき、修行に時間を割くことは難しいと判断したのです。

一方、自分が延べ12年間外部委託として勤めた富山県新世紀産業機構での中小企業支援の経験を活かし、効率的にノウハウを吸収する方法を模索しました。インターネット上にある豊富な情報を駆使してメニュー開発や調理技術を習得し、自分なりに試行錯誤を繰り返しています。具体的に提供する料理としては、塩味のもつ煮、名古屋風どて焼き風のもつ煮、そして関東風醤油味のもつ煮の3種類を検討しています。まずは名古屋風どて焼きから開発を始めようと決意しました。

店舗準備に関しては、消防署や保健所への提出が必要な図面作成を自分で行っています。消防署からは、入口や窓の寸法、ガラスの厚さを記載した図面の提出を求められ、現在、その作業を進めているところです。

準備を進める中で、奥さんと一緒に夢が膨らんでいくのが楽しく、モチベーションの源となっています。さらに、先日参加した異業種交流会の総会で、「早ければ来年秋にもつ煮専門店の食堂を開業する」と宣言したところ、多くの人から有益な意見をもらい、参考になりました。その中には、オープンマーケットでの試食会を通じたテストマーケティングの提案があり、これを活用する計画も構想中です。富山県高岡市の御旅屋通りで開催される「御旅屋人マーケット」にエントリーし、もつ煮を提供してお客様の反応を見てみる予定です。現在、肉の仕入れ先とも打ち合わせの約束をしており準備が一歩ずつ進んでいます。

次回は異業種交流会で得た様々なアイデアやアドバイスを詳しくご紹介します。ぜひ楽しみにしていてください。おやすみなさい。