もやしの販売価格が安すぎて(値上げできずに)苦しい。

 

もやし屋さん(もやしの製造販売業)がやっていけない。

 

このままでは日本からもやしが消える

 

みなさんにこの窮状をご理解ください。

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今年(2017年)はこれまでにないほどに、こんな業界からの叫びが各メディアに踊った思います。

実際、零細深谷のもやし屋である私もずいぶん取材を受けました。もやしがこのような結果となること、10年前からある程度予期していました。当時、優しいもやし業界は量販店の値下げ圧力による廉価販売を「屈した」のではなく「企業努力の賜物」としてある程度しかたないこととして容認していた感がありました。

闘って相手(取引先)を刺激させるより、今でいう「忖度」をしたのでしょう。

 

「どうすれば適正価格にできるのですか?」

 

そんな質問を幾度受けたことでしょうか。

 

いちもやし生産者である私の答えは決まってます。

 

まずは生産者自らが動かなきゃダメ

 

ということです。動くと言っても誰かに言ってもらうとか、誰かに理解してもらう、とかそういうもんじゃないわけです。自分がやらなきゃダメ、ということなんです。