本日偶然、テレビ朝日系列で放映中の料理番組、

上沼恵美子のおしゃべりクッキング

を見ました。

今週は「もやし料理特集」でした。

本日は「もやしとアボガドの生春巻き」を紹介していまいたが、材料のもやしの紹介で「あれ?」と思いました。

あえて『細もやし』としているのです。

 そのもやし、画面で見た限りでは成長抑制ホルモン「エチレン」を控えた「細く伸ばしたブラックマッペもやし」のようでした。ただ燃やしの長さと同じくらいあるであろう根の部分はカットされていました。

 この番組の、他の日のもやし料理を確認すると、料理によって「太もやし」「細もやし」とわけてありました。

 今までのもやし料理特集では単に「もやし」といえば問答無用で「緑豆太もやし」が使われていましたと思います。あえてブラックマッペを指定した料理レシピは記憶にありません。

 どのような経緯でこうして「太もやし」「細もやし」と区別されるようになったか定かでないのですが、そこにはもやしの多様性を広めようとする業界の意図が感じられます。「太もやし」「細もやし」などと言わずに、欲を言えば

緑豆太もやし」

「緑豆細もやし」

「ブラックマッペ細もやし」

「根きり緑豆(ブラックマッペ)もやし」

「根つき緑豆(ブラックマッペ)もやし」


ともっと具体的にきちんともやしの多様さを伝えてくれると良かったのですが、それでも大きな前進です。

 さらに深読みをすれば、もやし低価格競争の駒とされている

「緑豆太もやし」

だけでの展開では限界がきている、業界はそれを認めている証ではないかと思うのです。