二人の熱き深谷市職員が呼びかけ、熱き市内の事業者らが呼応する形で生まれた、まったく新しい・・・いや産業祭のあるべき形ともいえるイベント、それが


ス・テ・キ・な産×学×官系(サンカクカンケイ)・・

『ゆめ☆たまご』


です。


 自らの仕事を多くの人に伝えるために志同じくする事業者・生産者が深谷市産業祭という箱に集まり、互いに考え、連携し、さらには融合することによって一事業者では不可能だった新たな情報発信が可能になります。さらに市内の“学”が産・官と連携し情報発信の手助けをしてくれます。


 それら業種を超えた志の融合から新たな大きな形が生まれるやもしれない・・・自社製品・サービスのPRにとどまらず、自社そのものの成長・発展に繋がる・・・それが『ゆめ☆たまご』であり、それこそが地元産業のための祭りである深谷市産業祭の意義であると思うのです。


まぼろしの「もやし」求めて・・・  


 約週1回、昨日で4回目となる全体企画会議では参加事業者によるアイディアがこれでもかと提出され、そのアイディアをもとに、『ゆめ☆たまご』の形が作られていきます。参加していてまったく退屈することのない、実に楽しい会議になっています。


 小さな事業者が多く集まるこの『ゆめ☆たまご』。日頃自分の会社でも行っているように、いかにしてお金をかけずに効率よく作り上げるか・・・で話は弾みます。市から予算はつきますが、大切な税金です。無駄遣いなどしません。深谷の産業を盛り上げ、来ていただいた方々が楽しんでいけるように必要なお金を使わせてもらいます。


 志同じくする事業者はたとえ業種が違っても、必ずどこかで繋がります。その繋がりを最大限活かして来場者が楽しみながら深谷の産業に触れる、そんなイベントになりそうです。



 私たち個人事業者はまずは地元に理解をしてもらうことが肝要です。それこそが地元に根付く産業の当然の姿でしょう。ただ祭りのときだけモノを安く売るだけが地元産業の出来ることではありません


 自分の住む町に貢献し、住民に貢献してこそが私たち個人事業者の立ち位置でありましょう。貢献といっても難しいことではありません。自分の作るもの、売るもの、サービスに誇りを持ち、それを面倒くさがらずにきちんと伝えることで十分な貢献になるわけです。


 『ゆめ☆たまご』は開かれたイベントです。昨日の企画会議には新聞記者も二名お見えになり、最後まで聞いていた記者は会議後に「本当に楽しそうです。何かが起きそうですね!」と感想を市職員に伝えてました。



 さて・・・深谷のもやし屋『飯塚商店』はこの『ゆめ☆たまご』で何を伝えましょうか。何を創り上げましょうか。


 『ゆめ☆たまご』では、今まで飯塚商店が蓄積してきた“もやしを伝える”ことの集大成になりそうです。“ありのままのもやし”を見せて触れさせて食べてもらう。自ら育ててもらう。もやし屋の想いを聞いてもらう・・・・。


さらに・・・この度の『ゆめ☆たまご』の中にある自分にはないキラキラと輝く宝石・・・・・


“ペルーの食文化”


“深谷瓦”


“深谷ネギ”


“漬物”・・・・


が散りばめられています。これらは深谷にある宝石のほんの一部です。


 この宝石たちが飯塚商店が深谷市で50年作り続けたもやし、『深谷のもやし』を輝かせてくれそうです。そして『深谷のもやし』もこれらの宝石たちをさらに輝かせるかもしれません。

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