情報が過剰になっている現代では「食べ物を選ぶ」ことですら難しくなってしまいました。市場原理に則り、作り手、売り手、さらには伝え手が自分らが関わるその食品の正義を振りかざすので、今世の中は


『正しい食べ物で溢れかえってます』。それが本当に体に良いのかどうかは別として、です。


 その食べ物が良いものかどうかは最終的にはそれを食べる私たちが自ら判断し、納得しなければなりません


私はこの食べ物が体にとってよいかどうかを判断するのに、表示云々はどうでもよく、まずは


『体にひっかからないもの』


を一つの基準にしています。


 基本、良い食べ物は刺激少なく優しい味がします。すうぅっと喉越しがよく、体に溶け込んでいくような、そしていくら食べても食べ飽きない感覚があります。逆に人工的な味付けは最初は美味しく感じられますが、だんだんとその強い味が喉に引っかかるようになり、すぐに飽きてしまいます。


『体にひっかからない=体に馴染みやすい』


ともいえるでしょう。



 最近私はこの感覚を食べ物とは違うもので知りました。それは


『せっけん』


です。


 ここのアメブロで知り合った島貫さんが代表を務める会社『プランデュー 』。そこで販売されているこめ油を主原料としているせっけん『プリマリア 』が以前から気になっていて、そして先月二つ購入して以来毎日使っています。


 おしゃれ・美容偏差値が35と言われている私ですので、こういったせっけんなどの知識は皆無ですが、正しいかどうかは別として、この「こめ油せっけんプリマリア」で感じたことをそのまま述べてみます。


 私は「あずきせっけん」と「アボガドベビーせっけん」を使ってます。まず最初使って驚いたのが、その油分です。今まで使っていたせっけんはどちらかというと『体の油(脂)』を削ぎ落とすような感覚がありました。ところがこのプリマリアの場合は、このせっけんの油分が体の脂を削ぎ落とすというより、


『優しく包み込む』


ような働きが感じられるのです。なんでしょうか、汚れをきちんと落としつつ、肌をこめ油でコーティングするような、赤ちゃんの時のような肌に戻していく・・・・そんな感覚があるのです。人の体と調和する、いわゆる「体に優しいというのはこういうこと」かと思いました。人がもともと備えているものに同調させ馴染ませる・・・・これはそのまま前述した体に馴染む食べ物の感覚と全く同じです。


 このプリマリア、個人差があるので絶対に効くとはいえませんが、私の場合一つ効果が現れました。


 もともと私は肌が弱くて、湿布を貼ってもすぐかぶれてしまいます。そして首の周り、脇のあたりには「ビタール苔癬(たいせん)」とかいう皮膚病の一種に部分的にかかってしまい、特にこの時期は悪化して痒みが出て、医者からもらったステロイド系の軟膏を塗って抑えていました。この「ビタール苔癬」とはかれこれ20年来のつきあいです。


 ところが、このプリマリアを使い始めてから、その「ビタール苔癬」が徐々にではありますが快方に向かっているのです。まず悪化することなく、薬を塗る頻度が減りました。かぶれの部分も徐々に薄くなってきています。完治するかどうかはわかりませんが、良くなっていることは事実です。皮膚科の医者は、「患部にせっけんをつけてはいけない」と話しましたが、このプリマリアに関しては違うようです。


 頭からつま先まで使える「こめ油せっけんプリマリア」は、私に


『体に馴染むことの正しさを再認識させてくれた』


、そんなせっけんでした。