もやしという野菜の特徴の一つに、
「利便性」
があります。つまり他の野菜と比べても手間がかからず調理できるということです。その最たる例を紹介します。
みなさま良くご存知の「カップ焼きそば」。蓋をあけて、かやくを麺の上に乗せて、お湯を注ぎ、蓋をして3分待って、お湯を捨てて、ソースを混ぜて出来上がりのあれです。この調理過程にもやしを投入してみましょう。さあどうなるでしょうか。
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①まず蓋を開けて、かやくを乗せたらその上にもやしをバラバラとふりかけましょう。ここでもやしを洗うべきかどうかと議論を呼びそうですが、私はあえて洗いません。洗ったら手間がかかります。あくまでも手間要らずがコンセプトなので、わざわざひげ根をとるなど言語道断です。なので、もやしの袋からもやしをそのまま直接ふりかけます。
②もやしの量はお好みですが、私は30gほど乗せました。気持ち的には100gほど入れたいところですが、それで蓋がしまらなくなったら焼きそばが作れません。
③沸騰しT湯を内側の線まで注ぎます。
⑤規定の時間蒸らして
⑥水を切って、蓋を開けたらほら、この通り。良い按配にもやしが調理されているではありませんか。
⑦最後にソースをを混ぜ合わせれば出来上がり。
このもやし入りカップ焼きそば。味が薄くなるかと思えば、備え付けのソースの味が強いので決してそんなことにはなりません。むしろ単純なソース焼きそば味に野菜の爽やかな風味とヘルシー感が増します(笑)。ただ本当にヘルシーになるという意味ではありませんよ。あくまでもヘルシー感が増す・・・ということです(笑)。
包丁もいらず、そのまま使える野菜・・・もやしを活かした理想的な料理?といえましょう。
この調理法、カップラーメンでも可能ですが、カップの形状からして、あまりたくさんのもやしは投入できそうもないので、もやしを少しでも多く消費してもらいたいもやし屋としては、「カップ焼きそば」での使用をお薦めします。
そして使うもやしですが、緑豆もやしより、やはり身が締まっていて水が出にくい「ブラックマッペもやし」が適しているかと思います。またアメリカ産小粒大豆もやし(小大豆もやし)だと、もしかしたら3分では豆の部分が十分調理できないかもしれません。
(おそらく)1人で寂しく夜中に食べることが多いカップ焼きそばですが、こうしてもやしを少し加えるだけで、何か妙な豊かさが生まれてくるはずです。是非ともお試しください。






