昨日、さいたまスーパーアリーナ において埼玉県に関連する


「農と食の展示・商談会・埼玉県農商工連携フェア」


が開催されました。この展示商談会は、以前から「もやしでも参加できるだろうか」と、関心があったので、このたび初めて視察に行きました。


 まず簡単に言うと「FOODEX」や「アグリフードEXPO」の埼玉県版といったところでしょうか。会場内はゆったりとしたスペース(もしかしたら出展者が少なかったかもしれませんが)がとられ、食の生産者、食品メーカーとバイヤーの集団お見合いといった感もあります。そのお見合いの仲人は「埼玉りそな銀行」が担当しているようです。


 思ったより来場者も少なく、ゆっくりと各ブースを回れました。どのブースもそれぞれの専門店ですから、お話を聞くだけでも食の知識が増やせます。実際他のもやし屋さんも出展されてましたので、これならば私どもも出展は可能だという確信は持てました・・・・が・・・・


 来場されたバイヤーさんは、どのような基準でこれらの食を見ていたのかが気になります。この不況下、


「ともかく仕入れ価格が安いものが善し」


という基準が主流になっていますので、そうなると今回展示された埼玉の「こだわりの食」にどれほど響いたのかが・・・・知りたいです。


 特に野菜です。ただでさえ今は野菜が安い時期です。そんな中ほんの少しの試食で多少割高でも一般的に売られている安い野菜を打ち負かすだけの力強さ、セールスポイントが導けるでしょうか・・・。バイヤーも安売り競争の激しいスーパーといった小売店では難しい気がします。頼みはこだわりの外食産業ですが、そこまで野菜の味で印象付けられるか・・と疑念を抱いてしまいます。


 私はもやし屋という商売柄、常に違和感を感じるようにし、そしてその感覚を信じます。このたびの食の集団お見合いですが、何か大きなずれがあるような気がしてなりませんでした。

まぼろしの「もやし」求めて・・・

釈然としない締めかたで申し訳ありません。
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