昨日・・11月7日(土)、地元の産地直売店
において、私にとっては初めての
『ブラックマッペもやしの試食販売』
に挑戦してきました。もやし売り場に立っての対面販売はしばしば行いますが、いわゆるマネキンさんとしての試食販売は初めてのことです。マネキンさんを雇うのでもなく、生産責任者自らが行うことに不安な面もありましたが、ひとつだけ自信もありました。それは
『商品(もやし)に対する知識』
です。お客様がどんな質問をされても、ほとんど答ることができます。
そして今回の試みの面白いところは、まったく異業種と思われる
『熊谷伝統菓子:五家寶の実演販売とのコラボレーション』
であったということです。店内に入ってすぐ、通路を挟んで左手に五家寶の実演、右手にもやしの試食販売という形です。
なかなか学ぶものが多かった今回のイベント。何度かに分けてここで記していきます。
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11月7日、午前9時。お客様もちらほら来店される中、私は指定されたスペースに特設売り場を設置します。
・タテ60、ヨコ90、高さ70センチの折りたたみテーブルを設けてメインテーブルとします。その上に蒸し焼き用のホットプレート、ブラックマッペのピクルス の入ったプラ容器、使い捨ての直径10cmの紙プレート、爪楊枝をおきます。
・その脇にもやし通い箱であるプラコンをさかさまにして70センチほど積み上げて、簡易台とします。その上に、栽培室から直接持ち運んだディスプレイ用のブラックマッペもやし(7日目)を置き、
『このもやしを洗ったものをここで試食販売しています』
と、販売するもやしに『物語』をつけます。もちろん物語はフィクションではなくリアルストーリーです。そしてディスプレイの前に、もやしの育て方マニュアルの束、
を置きその上に、袋で小分けしたブラックマッペとを並べます。その簡易台の前面には45リットルのゴミ袋を貼り付けます。
・メインテーブルのもう一方の端に、蓄冷剤の入ったスチロール箱を置き、その中に試食用「手洗いブラックマッペもやし2kg」を入れておきます。
・メインテーブルの下に業務用キッチンタオル
、除菌ウェットティッシュを置き、テーブルの前に、プラコンに入った販売用のもやし(40袋×3箱)を設置します。
・メインテーブルの前面に、
「朝どりもやし 試食・販売中! 深谷のもやし屋 飯塚商店」
「黒豆(ブラックマッペ)もやしの 特製ピクルス(酢漬け) ご試食下さい!!」
といったポップを貼り付けます。
これでもやし試食販売の準備は整いました。私1人での設置でしたが、先月行われたもやしの絵本の原画展 での経験が役に立ち、体が自然と動きました。
視覚的にも味覚的にも訴求力の強いお菓子の実演の向かい側では圧倒的に不利な状況に思われますが、さて蓋を開けたらどうなるでしょうか。さあ五家寶も準備ができたようです。午前10時・・・・お客様がお見えになりました、高まる気持ちで私と五家寶職人はお客様を迎えます・・・・・。

