今回は“飯塚商店”の宣伝になります。もやし屋であり、仮想八百屋でもある“飯塚商店”では、私と近い(よく知る)作り手による地野菜も提供しています。そして・・・明日はさらに目玉商品を並べることになりました。


熊谷の伝統菓子である、「五家寶 」(ごかぼう)です。


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 実は私の友人に五家寶を作る職人がいるのです。


 隣の深谷市に住む私は、当然五家寶のことは知っていましたが、あれほどの菓子であることは、この友人に会うまでは知らなかったのです。


 まず彼はその技術で、材料と道具と火さえあれば


どこでも五家寶を作ってしまいます 」。(←こちらでその匠の技を見ることができます)


そのようなお菓子が他にあるでしょうか。「無」からあの複雑な菓子をこしらえてしまう、その視覚的インパクトは凄まじいものがあります。


「近い食」の凄み


とは、こういうことなのだなと悟りました。問答無用です。誰にも文句をつけられません。目の前で出来上がった五家寶の馥郁たる香りに、その味は、分かりやすくて、くどすぎず、噛み締めるごとに豊かな味がこみ上げます。なるほど長年愛されるだけの良さが凝縮されてます。


 私は今回の原画展において、会場である“飯塚商店”の脇で彼に五家寶の実演販売をしてもらおうかと考えてました。ありのままの野菜を売る昭和の商店の隣には、やはり旧きよき、ありのままの菓子が職人によって生み出されていく・・・・そのような光景を描いていたのです。


 残念ながら時間が足りずに、今回はその企画は実現しませんでしたが、このたび友人が“飯塚商店”のために特製五家寶を作ってくれました・・・いや、現在(午前10時40分)一生懸命作っている最中です(笑)。


 
まぼろしの「もやし」求めて・・・

 昨日この試作品を、食べてみました。


「伝統に裏打ちされた豊かさ」



「作り手の思い」


が加わった滋味深さが際立ちます。明日の原画展にて、職人の魂がこめられたこの五家寶、一袋300円で販売します。30袋ご用意します。


 販売する場所は深谷ですが、おそらくこの五家寶は日本で一番心のこもった五家寶であるでしょう。是非ともご賞味下さい。