🔹1/10のサイズにして動き出す──男子でも続けられる「小さな行動」の力
こんにちは、澤田英語学院のMattです。
生徒を見ていると、
「やらなきゃとは思うけど、気持ちが動かない」
と立ち止まってしまう瞬間、よくありますよね。
特に男子学生は「気分が乗らないと動かない」
「完璧にやらないと意味がない」と思いがち。
ですが、実はそれが“続かない原因”なんです。
そんなときに効果的なのが、
**「1/10のサイズにして動き出す」**という考え方です。
たとえば、「40分歩こう」と思っても、
気分が乗らない日はなかなか外に出られません。
でも、これを「4分だけ歩く」か、
「とりあえず靴をはく」に変えると、不思議と体が動くんです。
英単語を30個覚えるのが面倒なら、
「3個だけ見てみる」でいい。
提案書を全部作るのが重いなら、
「タイトルだけ決める」だけでも前進です。
大事なのは、「やる気があるから動く」ではなく、
**「動くからやる気が出る」**という順番。
心理学でも、最初の小さな行動(micro action)が
“起動スイッチ”になることがわかっています。
たとえば男子高校生なら、次のような使い方ができます。
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英検のライティングが面倒 → 1文だけ書いてみる
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長文が長すぎる → 1段落だけ読む
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単語帳を開く気がしない → 机に出しておくだけ
この「1/10ルール」を使えば、
英語学習のハードルがぐっと下がります。
「よし、やるか」という完璧な気分を待つ必要はありません。
私自身も、仕事や執筆で手が止まるときは
この方法をよく使います。
「全部仕上げよう」と思うと重くなる。
でも「最初の一文だけ書く」と決めると、
不思議とペンが進みます。
これは脳の特性によるもので、
人間は“やりかけのもの”を
完了させようとする性質
(ツァイガルニク効果)を持っています。
だから、一歩動くだけで、
次の行動が勝手に見えてくるんです。
お子さんが勉強に手がつかないとき、
ぜひ声をかけてあげてください。
「全部じゃなくていい。まず1/10だけでいいから、やってみよう。」
その一歩が、やる気を呼び起こし、
習慣を作り、結果につながります。
完璧を目指すより、
“まず動く”を習慣にする。
それが、男子学生にも続けられる最強の行動術です。
🌱 まとめ
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やる気を待たずに、まず1/10で動く
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「着手した事実」が次の行動を生む
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英語学習でも、1文・1単語・1分から始めれば十分
今日の“とりあえず”が、
明日の成長につながります。
小さく始めて、大きく変わる。
その第一歩を応援しています。
Practice makes perfect!
(千里の道も一歩より)

