こんばんは、
澤田英語学院のMattです。
いまや、コンビニに行くと
日本人の従業員を探す方が難しいくらいに、
外国人労働者が多いのが日常になってきています。
それは、少子高齢化が加速する日本社会が直面している現実。
これまで「単一民族」「治安の良さ」で知られてきた私たちの国も、
海外からの移民や外国人労働者の受け入れ
というテーマを避けて通れない時代に突入しています。
保護者の皆さまにお伝えしたいのは、
この変化が他人事ではなく、
**お子さまの将来の「働き方」「学び方」「生き方」**に直結するということ。
そして、その土台になるのが、英語力と発信力です。
✅ 移民受け入れに賛成する立場の主張
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人手不足を補える:
高齢化と少子化により、日本の多くの産業が
深刻な労働力不足に直面しています。
外国人労働者の受け入れは、その即効的な解決策です。
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多文化共生が社会を豊かにする:
さまざまな文化や価値観が共存することで、
柔軟な考え方や新しいアイデアが生まれ、
地域や企業に活力をもたらします。
3. 国際的な視野を持つ子どもが育つ:
子どもたちが日常の中で他文化と触れ合うことで、
英語だけでなく「世界の中で生きる感覚」が自然に身につきます。
❌ 反対する立場の主張
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日本文化の継承が危うくなる:
伝統文化や職人技を守るには、
言語や価値観の共有が不可欠。
急激な外国人流入がそれを
脅かすと懸念する声があります。
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治安や摩擦の不安:
異文化同士の価値観の違いから、
地域トラブルや誤解が生じるケースもあり、
受け入れ側の準備が整っていないという指摘も。
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日本人の若者の就業機会が減る懸念:
低賃金で雇われる外国人との競合が起き、
日本人の雇用に影響が出るのでは、
という懸念を持つ人も少なくありません。
🌍「海外からの移民」に関する英単語10選(準1級レベル)
1. immigration(移民[すること])
▶️ the process of coming to live in a country permanently
例文: Japan is seeing an increase in immigration due to its aging population.
2. foreign worker(外国人労働者)
▶️ a person who works in a country other than their own
例文: Many foreign workers are employed in factories and nursing homes in Japan.
3. cultural difference(文化的相違)
▶️ the ways in which cultures differ from one another
例文: Cultural differences can sometimes lead to misunderstandings in the workplace.
4. diversity(多様性)
▶️ a variety of different people, ideas, or cultures
例文: Cultural diversity brings new perspectives and creativity to society.
5. acceptance(受け入れ)
▶️ the act of welcoming or agreeing to something or someone
例文: Community acceptance is essential for successful immigration policies.
6. tradition(伝統)
▶️ customs and beliefs passed down through generations
例文: Some people worry that immigration may affect traditional Japanese culture.
7. labor shortage(労働力不足)
▶️ a situation where there are not enough workers to fill jobs
例文: Japan is facing a serious labor shortage, especially in rural areas.
8. integration(統合・一体化)
▶️ the process of combining into a whole, especially into society
例文: Schools play an important role in helping immigrants integrate into local communities.
9. visa system(ビザ制度)
▶️ the legal framework that governs entry and stay of foreigners
例文: Japan's visa system has been revised to attract more skilled workers.
10. discrimination(差別)
▶️ unfair treatment based on race, nationality, etc.
例文: Preventing discrimination is a major challenge in promoting immigration.
💡 補足:なぜこの語彙が必要か?
これらの語は、英検準1級のライティングや
面接(特に意見を問うPart 2)で
「移民」をテーマにした問題に非常によく登場します。
子どもたちが、現代の社会問題を英語で
**“自分の言葉で話す・書く”**ために、
このような語彙の定着は極めて重要です。
📣 では、なぜ子どもに「英語力と発信力」が必要なのか?
この移民問題一つをとっても、
賛否があり、正解は一つではありません。
だからこそ、子どもたちが未来の社会の一員として
「自分の考えを持ち、それを他者と共有できる力」 が必要になります。
単に英語のテストで点を取るだけでは足りません。
これからの時代、英語は「読み書き」よりも
“考えを伝えるツール” として求められます。
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日本文化をどう説明するか?
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外国人労働者の存在をどう受け止めるか?
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多文化と共に生きるとはどういうことか?
こうした問いに対して、
自分なりの意見を英語で発信できることは、
国際社会で信頼を得るための力となります。
👪 保護者の皆さまへ
「うちの子がそんな難しいことを考えられるのかしら?」
と思われるかもしれません。
ですが、まずは「英語で表現してみよう」
という習慣づけからすべては始まります。
身近なテーマを「英語で説明してみる」
「反対・賛成を言ってみる」といった練習は、
英検やTOEFL対策としても非常に効果的です。
そして何より、子どもたち自身が
世界とつながっている実感を持つきっかけになります。
🌍 まとめ
「なぜその外国人は日本で働いているのか?」
「伝統文化をどう守っていくのか?」 これからの子どもたちは、
こうした問いに英語で答える力が求められます。
英語は、“試験のため”の道具から、
“社会を理解し、対話するため”の武器へ。
今こそ、英語力と発信力を育てる学びを、
ご家庭でも応援していきましょう。