― 文化の違いから考える、英語の思考パターンと学び方 ― | 英検取得後の大学合格・就職を目指す2万人以上の実績で英語を支援!! 国際社会で通用する英語をマスターできる澤田英語学院

英検取得後の大学合格・就職を目指す2万人以上の実績で英語を支援!! 国際社会で通用する英語をマスターできる澤田英語学院

英検合格を軸に「使える英語」を身に付ける!
Learning English Enables You to Open a New World!
英語で開こう、新しい世界!

 

 

こんばんは。

澤田英語学院のMattです。

 

「長文読解が苦手」 

「英作文がうまく書けない」 

 

英検やTOEFLの対策をしていて、

お子さまがこのような壁にぶつかっている

様子を見たことはありませんか?

 

実はその原因は、「英語力不足」ではなく、

**“日本語との文化的・思考的な違い”**にあるかもしれません。


 

◆ 「日本語的な発想」が英語では伝わらない?

私たち日本人は、文化的に「察する」「曖昧に伝える」

「空気を読む」ことを美徳とする傾向があります。

 

たとえば、文章でも:

  • 結論は最後に述べる

  • 相手に余白を残す言い回しを好む

  • 前提を共有していると信じて説明を省略する

 

しかし、英語ではこれが通用しません。

英語では:

  • 最初に結論を述べる(Bottom Line First)

  • 主張を明確にし、論理的に説明する

  • 背景を共有していないことを前提に丁寧に説明する

という「直線的・構造的な伝え方」が求められます。

 

この“文化的な思考様式の違い”を

知らずに英作文に取り組むと、 

「英語の語順は合っているのに、

言いたいことが伝わらない」 

という現象が起こってしまうのです。

 

 


◆ 英文読解が遅いのは、“文法力不足”ではないかも

英語の長文読解に時間がかかる、

あるいは読み終わっても意味がつかめない、

という生徒も多くいます。

 

しかし、それは必ずしも「語彙が足りない」

「構文が読めない」だけが原因ではありません。

 

英語独自の思考構造(論理展開)

に慣れていないために、

話の流れをつかめないというケースがとても多いのです。

 

英語の文章では:

  • まず主張(Topic Sentence)

  • 次に理由やデータ

  • 最後に例や反論、まとめ

と、明快に「なぜそう言えるか」を

順序立てて述べていく構造になっています。

 

この“英語的な思考の流れ”に慣れていないと、

文章のどこに注目すべきかがわからず、

読みながら迷子になってしまうのです。


 

◆ 思考のクセを理解すれば、英語はもっとわかりやすくなる

 

英語を学ぶということは、単語や文法を覚えるだけではなく、

英語という“考え方の型”を体に入れることでもあります。

  • 主張ははっきり言う

  • 理由は数字や事実で裏付ける

  • 例は具体的にわかりやすく

  • 感情ではなく論理で説得する

 

こうした「英語に最も適した伝え方」を理解し、

実践できるようになると、 

長文もぐんと読みやすくなり、

英作文の説得力も上がっていきます。

 

 


◆ お子さまの“伝え方”を、いま見直すチャンスです

英語学習において、文化的な思考様式を

意識することは、「語学」ではなく「異文化理解」でもあります。

 

「なぜ英語ではそう表現するのか」 

「日本語の感覚だと、なぜうまく伝わらないのか」

 

そうした問いに気づいたとき、

お子さまの学びは一段深く、そして広が

っていきます。

 

私たち大人がその“気づきのきっかけ”を作ることができたなら、 お子さまの英語学習は、点数や級を取ること以上の価値を持ち始めるはずです。


◆ おわりに

英語の学びとは、言語という“文化の窓”を通じて世界を見る訓練でもあります。 そしてそれは、お子さまが世界に出ていく未来を見据えた、大切な力になります。

ぜひ、保護者の皆さまも一緒に「言葉の背景にある文化」へ目を向けていただければと思います。