
今年の漢字「金」と未来を考える
今年の漢字は「金」と発表されました。
金メダルや税金、ヤミ金など、
さまざまなイメージを
連想させる言葉ですが、
私が思い浮かべるのは、
ニューヨークの 大きな
モミの木のトップに輝く金の星です。
高校生の頃、
私は1年間アメリカに留学しました。
そのクリスマス、
車の中から見た巨大なモミの木と、
その頂点で輝く金の星の美しさは、
今でも鮮明に覚えています。
あの景色と感動は、私にとって特別な思い出です。
日本語と英語の違いが生む文化の魅力
日本語では
「金の星」という言葉だけで、
その輝きや美しさ、
さらには特別な思いまで
伝えられることがあります。
これは、日本が
「ハイコンテクスト社会」
であるからです。
ハイコンテクスト社会とは、
言葉にすべてを明確に表現せず、
文脈や背景、
相手の表情や雰囲気を
通じて伝える文化のことです。
ハイコンテクスト社会の特徴
ハイコンテクスト社会では、
次のような特徴があります:
曖昧な表現が多い
言葉にしなくても意図を汲み取る力が求められます。 例えば「ちょっと難しいかも」と言えば、
実際には「できません」を意味することが多いです。
共通の価値観や背景が前提
日本では共有された文化や価値観があるため、
言葉を省略しても意思疎通が可能です。
調和を重視
個人よりも集団全体のバランスを大切にし、
言葉より「空気を読む」ことが求められます。
一方、アメリカのような
英語圏の文化は
「ローコンテクスト社会」
に分類されます。
言葉で意見や状況を
明確に表現する必要があり、
曖昧さはコミュニケーションの
障害になることが多いのです。
英語文化が育む論理的な表現力
ローコンテクスト社会では、
結論や意見を先に伝え、
その理由や背景を後から
説明するスタイルが一般的です。
これは相手に分かりやすく
伝えるための工夫です。
この文化の中で
英語を学ぶことは、
論理的に考え、
自分の考えを明確に
表現する力を
育てることに繋がります。
現代社会での英語の重要性
現在の世界では、
多くの問題が複雑に
絡み合っています。
韓国の戒厳令や
ロシアとウクライナの戦争など、
国際的な課題が次々と発生しています。
こうした状況を理解し、
自分の考えを世界に伝えるためには、
英語を通じて異文化と
コミュニケーションを取る力が重要です。
英語がもたらす未来
日本のハイコンテクスト文化が
持つ配慮の精神と、
英語の明確な表現力を
組み合わせることで、
異文化と協力し、
つながることができます。
その結果、
人々が互いに理解し合い、
安心で豊かな社会を
築くことができるでしょう。
英語はただの言葉のツールではなく、
未来への「架け橋」です。
この冬、お子さまと一緒に、
英語を学ぶ新しい一歩を
踏み出してみませんか?