こんばんは、澤田英語学院のMattです。
英検1級の2次試験は、
英語力を試される最後のステップであり、
お子様が2分間のスピーチを
行う大変チャレンジングな場面です。
このスピーチでは、「論理的な正しさ」と
「感情的な正しさ」をバランスよく組み込むことで、
英語としての評価がさらに高まります。
今日は、このバランスをどう取れば良いかについて、
具体例を交えながらお話しします。
### 英検1級2次試験のスピーチで求められる「論理」と「感情」のバランス
英検1級のスピーチでは、
まず論理的に筋の通った意見や
理由を述べることが求められます。
しかし、それだけでは不十分です。
論理的な主張だけでなく、
感情を込めて話すことで、
英語としての自然さや説得力が増し、
試験官に伝わりやすくなります。
英検では「感情的な正しさ」が
重要視されているのも、
そうした背景があるのです。
### 例題:Should voting be compulsory?(投票を義務化すべきか?)
たとえば、英検1級のスピーチで
「Should voting be compulsory?
(投票を義務化すべきか?)」
というトピックが出たとしましょう。
これを論理と感情を
バランスよく取り入れて
答える方法について見ていきます。
#### 論理的な理由
まずは、論理的な観点から
「投票を義務化することのメリット」
を述べます。
ここではデータや事実を基に、
客観的に説明するのがポイントです。
- **"Compulsory voting ensures that the government reflects the will of the majority. In countries like Australia, where voting is compulsory, voter turnout is consistently above 90%, which strengthens the democratic process."**
このように、実際のデータや他国の事例を用いることで、
論理的な根拠を明確にします。
具体例を挙げることで、
主張が具体的で説得力のあるものになります。
#### 感情的な理由
続いて、感情的な視点から
「なぜ投票が重要なのか」を伝えます。
感情を込めることで、
聞き手に共感してもらいやすくなります。
- **"Voting is not only a right but a responsibility. By voting, we honor those who fought for democracy and the freedom we enjoy today. It’s a way to show our commitment to society and make our voices heard."**
このように、投票が単なる義務ではなく、
個人の責任であり、
社会に貢献する方法であることを、
感情を込めて伝えます。
この部分で試験官に
共感を呼び起こすことで、
スピーチ全体の印象が
より豊かで強いものになります。
### 論理と感情のバランスが評価を高める理由
英検1級のスピーチ試験では、
単に正確な英語を話すだけではなく、
試験官に「納得してもらえるか」が重要です。
論理的な理由だけでは心に響かず、
感情だけでは説得力に欠けます。
この2つの要素をバランスよく組み合わせることで、
試験官に「この考え方は理にかなっているし、
共感できる」と感じてもらえるスピーチが完成します。
### 英語学習における「論理」と「感情」を育む大切さ
日常の英語学習においても、
お子様が「論理」と「感情」の
バランスを意識して取り入れることは、
英語力の向上に大いに役立ちます。
例えば、英作文やスピーチ練習をする際に、
「なぜ自分はこの意見を持っているのか」
という論理的な根拠を考えつつ、
「なぜこのテーマが自分にとって重要なのか」を
感情面から表現できるよう
に練習していくと良いでしょう。
### 最後に
英検1級のスピーチ試験は
お子様にとって大きな挑戦ですが、
「論理」と「感情」を
バランスよく組み合わせた
表現ができるようになることで、
英語のスキルはもちろん、
自己表現力や問題解決力も向上します。
澤田英語学院では、
お子様がこのようなスキルを身につけられるよう、
細やかにサポートいたします。
一緒に学び、成長しながら、未来へとつながる英語力を育んでいきましょう!