こんばんは、
澤田英語学院のMattです。
今日から7月ですね。
これから、ビーチに行く人も増えていきますが、心配になるにニュースを見つけたので、共有したいです。
新潟県上越市の鵜の浜海水浴場の砂浜が大幅に消失した主な理由は、強風と高波による浸食です。特に2024年1月下旬に発生した高波と強風により、砂浜が一気に削られました。
この現象は突然起きたわけではなく、ここ数年にわたって少しずつ進行していました。しかし、1月の異常気象により状況が急激に悪化し、東側（柿崎区側）の砂浜の約6割、幅にして約70メートルが消失しました。
この砂浜の消失は地域の観光業に大きな影響を与えており、海水浴場のシンボルである「人魚像」も一時的に撤去されました。地元の観光関係者らは、夏のレジャーシーズンに向けて対策を講じる必要に迫られています。
対処法
新潟県の砂浜消失問題に対して、いくつかの対処方法が実施または検討されています。主な対策は以下の通りです：
短期的対策
1. 砂の補充：
- 消失した砂浜に新たな砂を運び込み、人工的に砂浜を再生する試み。
- 上越市では、2024年3月から4月にかけて約1万立方メートルの砂を投入する計画。
2. 仮設の防護壁：
- 高波から砂浜を守るため、一時的な防護壁を設置。
中長期的対策
1. 離岸堤の設置：
- 沖合に人工的な堤防を設置し、波の力を弱める。
- 砂の流出を防ぎ、堆積を促進する効果が期待される。
2. ヘッドランド工法：
- T字型や L字型の突堤を複数設置し、砂の移動を制御する。
3. サンドバイパス：
- 砂浜の上流側から砂を汲み上げ、下流側へ運搬する方法。
- 自然の砂の流れを人工的に再現する。
4. 生態系を活用した対策：
- サンゴ礁や海草の植栽など、自然の防波堤を育成する。
5. モニタリングと研究：
- 継続的な海岸線の変化観測。
- 侵食メカニズムの詳細な調査と分析。
行政の取り組み
- 新潟県は「新潟県海岸侵食対策マスタープラン」を策定し、長期的な視点で対策を進めている。
- 地元自治体、国土交通省、専門家らが連携して対策を検討・実施。
これらの対策は、地域の特性や環境への影響を考慮しながら、複合的に実施されることが多いです。また、気候変動への適応策としても位置付けられ、継続的な取り組みが必要とされています。
対策費用
砂浜消失対策の費用は、規模や方法によって大きく異なりますが、一般的にかなりの金額がかかります。
新潟県の事例では、上越市の鵜の浜海水浴場で2024年3月から4月にかけて約1万立方メートルの砂を投入する計画があります。このような砂の補充作業は、短期的な対策として比較的低コストですが、継続的に行う必要があります。
より大規模な対策として、離岸堤の設置やヘッドランド工法などの構造物を用いた対策があります。これらは数億円から数十億円の費用がかかる可能性があります。
一方で、対策を行わない場合の経済的損失も試算されています。新潟県の砂浜消失による経済的被害は年間約86.1億円と推計されています。この数字は、観光収入の減少や海岸保護機能の喪失などを考慮したものです。
費用対効果の観点からは、ある研究によると、海岸侵食対策事業の費用便益比（B/C）は1を下回るケースが多いとされています(注：参照リンク)。つまり、経済的な観点からは投資に見合う効果が得られにくい状況です。
しかし、砂浜の価値は経済的側面だけでなく、環境保護や地域のアイデンティティ保持など、多面的に評価する必要があります。そのため、費用対効果だけでなく、総合的な判断が求められます。
引用:
気候変動と砂浜消失による 新潟県・石川県の海岸別経済的被害の推計 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscejer/77/5/77_I_231/_pdf
沖縄の砂浜の状況
沖縄の砂浜でも海岸侵食の問題が発生しています。沖縄は島嶼地域であり、観光資源として砂浜が重要な役割を果たしているため、この問題は特に深刻です。
沖縄の砂浜侵食の主な特徴と要因は以下の通りです：
1. 台風の影響：
沖縄は台風の常襲地帯であり、強風と高波による砂浜の侵食が頻繁に起こります。
2. サンゴ礁の減少：
サンゴ礁は天然の防波堤として機能し、砂の供給源でもあります。しかし、海水温の上昇や海洋汚染によりサンゴ礁が減少し、砂浜の保護機能が低下しています。
3. 海面上昇：
地球温暖化による海面上昇は、低平な沖縄の海岸線に特に大きな影響を与えています。
4. 沿岸開発：
リゾート施設の建設など、沿岸部の開発が自然の砂の流れを阻害しています。
沖縄県では、これらの問題に対処するため、サンゴ礁の保全・再生活動や、人工ビーチの造成、離岸堤の設置などの対策を講じています。また、持続可能な観光開発と砂浜保全の両立を目指す取り組みも行われています。
最近、英検では、海に関する長文やリスニングが増えています。
そのため、このような海の問題を確認し、どのような対策がされているかを理解し、イメージでことが過去問を解くだけでは手に入らない力になります。
一緒に英語学習の楽しさを見つけ、成長を実感しましょう！
Learning English enables you to open a new world!
(英語で切り開け、 新しい世界を！
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
随時無料体験実施中！自習スペースも完備してます。
澤田英語学院
◆ 首里本校 那覇市首里平良町１-６３ ２Ｆ
（ファミマ城北小学校前店斜め向かい）
Tel：098-886-4679
受付時間＜月～金3:00 p.m.～8:00 p.m.
土２:00 p.m.～7:00 p.m.＞
各校受付時間 ＜月～金 4:00 p.m.～8:00 p.m.＞