能登の地震に心が痛みます。

きっと、12月31日の夜は、帰省した家族と共に紅白歌合戦を見たり、年越蕎麦を食べた人も多いでしょう。来年の予定やささやかな夢を語り合ったかもしれません。

1月1日の朝も、近所の神社やお寺にお参りに行ったことでしょう。「今年1年が平和でありますように」「家族が健康でありますように」「仕事がうまくいきますように」

そんな多くの人の祈りは、4時10分の地震で暴力的に破壊されてしまいました。地震、津波、地割れ、建物の崩壊、土砂崩れ、そして火災。どれかひとつをとっても大きな災いとなるものが、一緒くたに人々に襲い掛かり、幸せな生活を一変させてしまいました。

 

むごいとしかいいようがありません。自然は人の都合などおかまいなしで、その前には無力だと思い知らされた災害でした。いつか、春に草木が芽吹くように、人もまた復活できることを祈ります。(この祈りが無力であるとしても)