友人のお琴の先生、高瀬雅仙さんちの3匹の猫は良い子たちばかりのようで、箏があっても、上に乗ったりの悪さはしないそうです。

心底うらやましい・・・と思うみやびです。

 

うちの4匹の猫の中には噛み切り魔がいて、ある日気が付いたら、窓のシェードの紐が全部噛み切られていて、シェードの上げ下げが出来なくなりました。これが箏の糸を見つけようものなら、嬉々として噛み切りそうではありませんか。そして、箏部屋に入り込んだら爪で糸をはじく猫もいます。音を聞いて私が慌てる様子が面白いのでしょうが、これも糸が傷ついたらとハラハラします。そして何より、桐の木で爪を研がないかとドキドキします。なので、基本的に猫は箏部屋に入れないようにしています。

 

という環境下、箏を一面移動させました。新しい設置場所は2階の私の寝室です。冷暖房完備で猫を入れていない場所となると選択肢がありません。目がさめたら目に入る箏。今日から心を入れ替えて練習しましょう。ということで早速藤井凡大先生の「さくら」を弾きました。山田の爪で習ったことがありましたが、生田の角爪のほうがだんぜん弾きやすいことがわかります。といっても悪戦苦闘。左手の指の腹がすっかり柔らかくなっていて熱をもちました。鍛えなおさねばなりません。

 

(タマ 寝ているときは天使です)