「ここ、少し修正した方がいいですね」


仕事でこんなふうに指摘された時、あなたはどう感じますか?


「なるほど、ここを直せばいいんだ」


そう受け止められる人もいるかもしれません。


でも私は以前、指摘を受けると必要以上に落ち込んでしまうことがありました。


「自分のやり方が悪いと言われた」

「自分は仕事ができないと思われた」

「自分には価値がないのかもしれない」


そんなふうに、自分自身を否定されたように感じてしまうのです。


でも、よく考えてみると、指摘されたのは本当に「自分自身」だったのでしょうか。



指摘されたのは「行動」であって「自分」ではない


例えば、


「この資料、少し修正してください」


と言われた場合。


事実は、


「資料の一部分を改善する必要がある」


ということです。


でも、そこから、


「自分は能力がないと思われた」

「期待されていないんだ」


という意味づけを加えてしまうことがあります。


つまり、


事実

「資料を修正する必要がある」

解釈

「自分はダメだと思われた」


というように、出来事と自分への評価が結びついてしまうのです。



なぜ、そう感じてしまうのか


理由の一つは、自分が作ったものに、自分自身を重ねているからです。


仕事で作った資料。

時間をかけて準備したもの。

一生懸命考えて形にしたもの。


そこには、努力や経験、考え方が詰まっています。


だから、


「ここを修正した方がいいですね」


という言葉が、


「この部分を改善しましょう」


ではなく、


「あなた自身を否定された」


ように感じてしまうことがあります。


でも、本当に否定されたのは「作ったものの一部分」であって、「作った人自身」ではありません。



また、過去の経験も影響します。


失敗を強く責められた経験。

頑張っても認めてもらえなかった経験。


そんな積み重ねがあると、


「指摘されること=自分の価値が下がること」


のように感じてしまうことがあります。


特に、真面目な人や責任感が強い人ほど、一生懸命向き合っているからこそ、指摘を重く受け止めてしまうことがあります。



では、もしダメ出しをされた時に、


「自分はダメなんだ」


と思ってしまったら、どう向き合えばいいのでしょうか。


次回は、私自身の経験を振り返りながら、


「否定された」と感じた経験が、どのように自分を見つめるきっかけになったのかを書いてみたいと思います。