もしもあの頃の私がキャリア相談を受けていたら…
あの頃の私:
「上司から色々営業の仕方を教えてもらって実践するんですが、いつも上手くいかなくて…。
体力的にも精神的にもしんどいです。」
キャリコン:
「上司は色々教えてくれるんですね。
その教えてもらったことを実践して、うまくいかなかったとき…。
その瞬間、あなたは自分にどんな言葉をかけていましたか?
そのとき、頭の中で一番よく聞こえていた”自分の声”を教えてもらえますか?」
あの頃の私:
「『自分はダメだ』ですね。
あと『営業に向いてないんだ』も…。
でも辞めて他に何ができるか分かりません。
就職活動もしんどいですし…」
キャリコン:
「なるほど…。
『営業に向いてないんだ』
『自分はダメだ』
という気持ちがある。
そして『就職活動もしんどい』
という不安があって、動けないんですね。」
(少し間を置いて)
「今のお話を聞いていて、私は一つ気になったことがあります。」
「“営業ができない自分”と、“自分はダメな人間”は、あなたの中では同じ意味になっていますか?」
あの頃の私:
「そうなんです。」
キャリコン:
「そうなんですね。
(少し間を置く)
毎日うまくいかない。
ダメ出しされる。
自分なりに頑張っても結果が出ない。
そんな毎日が続いたら、
『営業ができない』じゃなくて、
『自分がダメなんだ』と思ってしまうのも無理はないように感じました。
一つだけ聞いてもいいですか。
もし、あなたと全く同じ状況の同期がいたとして、
毎日頑張って、
教わったことも実践して、
それでも結果が出なくて苦しんでいたら…。
あなたはその人にも、
『あなたはダメな人間だね』
と言いますか?」
あの頃の私:
「そんなこと言えません。」
キャリコン:
「その同期には『ダメな人間だ』とは言えないんですね。」
あの頃の私:
「はい… 頑張ってるの知ってるので。」
キャリコン:
「頑張っていても、結果が出ないことはありますもんね。」
あの頃の私:
「そうですね。」
キャリコン:
「では、自分だけは『結果が出ない=ダメな人間』になるのは、どうしてなんでしょうね。」
あの頃の私:
「……分かりません。」
キャリコン:
「今日は答えが出なくても大丈夫です。
でも、もし『営業が苦手』と『自分はダメ』が別の話だとしたら、自分の見え方が変わるかもしれませんね。」
ー相談は続くー