日本で復調のヒントを | 松山英樹応援ブログ

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羽川豊プロのコラムからの抜粋です。
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私の場合イップスでパターが入らなくなり、レギュラー大会を遠ざかり8年空白がありました。そこで長尺パターを使いシニアでもう一度戦えるようになった。シニア入りから10年以上続けられたのも、どういう振り方をすればいいのかというポイントを押さえていたからです。年齢と共に体は動かなくなる。そんな時ケガをしないように違うアイデアを出して修正してきました。調子が悪くなるとベテランでも新しいゴルフ理論を取り入れます。そこで自分に合う合わないを見極めることができたら問題ないのですが、上手くいかないと結果が伴わず戦う意欲まで失ってしまう。自分のゴルフを壊さないプロが長く試合に出られるわけです。

男子大会のマイナビABC選手権では32歳の木下裕太が初優勝しました。これまで試合に出られず相当苦しんできた。その下積みを乗り越えてきたから試合での集中力はすごいものがありました。男子ツアーは若い選手が勝ちだして、同世代に「自分たちにもできるんだ」という自信が芽生えています。若手に勢いがありツアーが盛り上がる気配が見えます。


さて松山英樹の成績が上向きません。2年前に勝ったWGC -HSBC選手権では勝者と17打差の30位でした。スイングなのか体調なのか、それとも気持ちの問題なのかゴルフがかみ合っていません。これまで世界中を転戦して突っ走ってきただけに休養も必要です。帰国して三井住友VISA 太平洋マスターズとダンロップフェニックスの2試合に出場しますが、最近は爆発的なスコアを出せずミスした時に大きく崩す傾向が見られます。日本での試合はイメージとショットをリンクさせることで復調のヒントをつかみ、自分自身を見つめ直す大会にするといいでしょう。

羽川豊「プロの目」10月30日付より