最後の通告 | 伊藤和磨オフィシャルブログ Powered by Ameba

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 世界中の人々が同時に、同一の問題を乗り越えようと、共に闘い知恵を絞っている。
これは人類史上初のこと。

 しかしながら、地球や自然界、動物たちからすれば、人間こそが最悪最強のVirus。
 散々、地球環境を破壊してきたVirus(=human)が今、ロックダウンしたりマスクを着けたりして、必死に抵抗している。
 
 「空よりも高い位置」、「向こう側」から人類を眺めたら、さぞかし滑稽だろう。


 人類が過活動をやめ、Co2とCoの排出量が大幅に減少した途端、地球環境が劇的に改善した。

 くすんだ空が青くなり、海水が透明になった。
動物たちが元気を取り戻し、活動範囲を広げて生き生きとしている。

 ハワイのビーチで無数の亀が産卵し、インドのムンバイには、過去最多のフラミンゴがやってきた。

 海も山も川も谷も草原も、もともとは動物たちが暮らす場所だったのだから、不思議なことではない。



 コロナの件で、人類の活動を抑えれば、地球温暖化のスピードが緩まることが証明された。

 政府や悪徳企業の片棒を担ぎ、Co2の排出量と温暖化は無関係だと主張してきた御用学者たちの嘘が明らかにされた。

 コロナは多くの人命と仕事を奪っている。
一方で、これだけの状況にならなければ、地球規模での壮大な実験(=Co2の削減)が実現することはなかった。

 この貴重な知見を、活かすも殺すも人間次第。



 人類の繁栄と発展がもたらしてきたものは、いったい何だったのか。
 短期間で環境が劇的に改善した事実を前に、色々な事を考えさせられる。
 人類の繁栄と引き換えに、自然や動物たちが犠牲になったり、絶滅したりして良いわけがない。

 今起きていることは、地球からの最後通告のような気がしてならない。
「これで気づかなければ未来はない」と。

一時的であっても紛争地区の内戦は停止している。次は、環境への配慮。
インドでは数十年ぶりにヒマラヤ山脈が浮かび上がった
中国の二酸化窒素濃度の変化

 いずれワクチンが開発され、人類がコロナウィルスを恐れなくなる日はくるだろう。
 そして、経済的な損失を取り戻すために、多くの人々が、コロナ発生前よりも経済活動を加速させるはず。
 既に中国は「元」の状態に戻ろうとしている。

 再び空は灰色になり、海は濁り、動物たちは姿を消す。

 良心のある科学者や活動家たちが、再三に渡り警告してきた通り、人類が環境の変化に目を向けず(無視)、完全に資源が枯渇するまで、既存のライフスタイルを改めないのであれば、20〜30年後にその報いを受けることになる。

 それでも人類は「足るを知らず」に、過ちを繰り返すだろう。自分を含め、人間は愚かな生き物だと痛切に思う。