グリンデルワルドを8:30に出発し、ベルン→バーゼル→ストラスブールにやってきた。
ストラスブールは、永嗣が暮らしている街。
気温39度。茹だるような暑さで、とても街を散策する気になれない。
到着して直ぐにランチ。
本人が以前から興味があったというブラッスリーへ。趣のある建物で、中に入ると満席。
階段近くの席で食事をしていたら、サッカー関係者の一行が傍を通った。そのうちの何人かと、永嗣が会話しているのを聴いていたら、びっくりするほど流暢なフランス語だった。
2010年ベルギー🇧🇪のリールスへ移籍したときは、ほとんどフランス語は話せなかったのに、たった6年フランス🇫🇷で暮らしただけで、他言語を自在に操る永嗣の努力と語学のセンスに舌を巻いた。
タイミングよく、訪問した日にヨーロッパカップの予選があった。ほぼ満員のスタジアムのシートに座り、久々のサッカーの試合を愉しんだ。
ただ、日本代表のゴールマウスを7年ちかく護り続けてきた男が、ベンチにも座らず隣で観戦している景色に馴染めなかった。
ゴールキーパーや野球のキャッチャーにとって、3番手という地位は非常に厳しく、余程のことが起きないと機会は巡ってこない。
そういう環境に敢えて身を置き続ける意味やモチベーションのつくり方など、GK同士として深い話ができた。
翌朝9時から練習があるにもかかわらず、1:30頃まで語った。幾ら話しても話し足りないというのは、まさにこの事。
ストラスブールの1日は、とても熱く濃密だった。
また、会える日を楽しみに。