本当の敵 | 伊藤和磨オフィシャルブログ Powered by Ameba

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いつだって、本当の敵は内側にいる。

あそこの国が攻めてくるぞ!
あいつらが、俺たちの神を冒涜してる!
攻めて来たら、俺たちは皆殺しにされるんだ。その前に、やっちまうしかない!
こうなったら、戦争だ!!

こういうデタラメを流布して、国民や民族のナショナリズムと危機感を煽り、戦地へと送り出す輩こそ、本当の敵である。

いつだって、こういう輩は俺たちの背後でタクトを振るい、自分は戦場には行くことも、血を流すこともない。
当然、自分の子供や身内を、戦地には送らない。

「なんで、戦争なんてするの?」
子供たちから、不思議そうな目で質問された事がある。

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「戦争すると武器が売れて、バカみたいに儲かる人たちがいるからだよ。
その人たちは、世界のあちこちで火種をこしらえて、定期的に戦争を起こさないと儲からないんだ。でも、そういう悪い人たちは、正義感や愛国心、宗教を悪用して、戦争する目的を誤魔化すんだ」

ふーん…。

歴史は繰り返す。
そう歴史が望んでいるからではなく、あまりに人間が愚かで、時間が経つと忘れてしまうからだ。

 残念ながら、日本人は、自分たちの力で総括することができない民族。
なんでも、水に流してなあなあで済ませてしまうを
世界大戦も、誰が何の目的で戦争をおっ始め、膨大な数の自国民を死なせたのか、そして、何の為にアジアを侵略し、現地で何をやってきたのか。
御国の国とは、いったい誰の事を指していたのか。そして、その御国とは今どうなっているのか。

戦争は自然現象ではない。よって、誰にも責任がないなんて事はあり得ない。
東京裁判で、他人にケツを拭かされたが、自らケツを拭こうとはしなかった。
全てが有耶無耶になったままで、そのツケが今の日本をつくり、この様になった。

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実戦可能な隊員の数は不足する。自ずと徴兵制になるか。

原発事故も、全く同じこと。
なにも総括しないまま、ズルズルと誤魔化しながら先へと進む。
東電が仕掛けた計画停電の茶番を、なぜ誰も検証して追求しないのか。

ハッキリしていることは、着実に戦前の状態に戻りつつある。
国力が低下し、周辺諸国から圧力をかけられ、フラストレーションが溜まる一方。

直に、デモどころか、戦争反対って声すら出せなくなる日がくるかも知れない。
そんなバカなと笑う者もいるだろうが、戦争に突入する前には、国家権力によって言論は統制され、反発すれば武力によって潰されることは、歴史が証明している。

かつての日本も秘密警察が結成され、隣人が監視の目を光らせるようになった。
少しでも反体制的な発言や行動をすれば密告し、政治犯としてぶち込まれる。
この時代に、そんな事を日本政府がするわけない?
お隣の国を御覧なさい。どこの国も、権力者は都合の悪いモノを排除するためなら、なんでもする。

歴史的にみて、軍や警察の銃口や棍棒は、他国に向くよりも、政府に逆らう国民に向けられてきたのだ。

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意図的に、下らないNewsを毎日垂しては国民の意識を逸らし、裏では、国民の手足を縛る法案をバンバン通す、安部政権。

本当の敵は沢山いるが、政府の手先となって、糞の足しにもならない番組を垂れ流しては、民度を落とし続けてきたテレビ局と、スポンサーの都合が悪いことは載せない巨大新聞社も、その一つ。
戦時中も、国民を欺き続けたのは新聞だ。

そんなに、毎日韓国や中国の悪いNewsばかり流して、国民の敵対心を煽ってどうする?
日本にも、素晴らしい奴もいれば、救いようのないバカもいる。涙なしには観られないNewsもあれば、怒りが込み上げてくるNewsもある。
それは、韓国も中国も同じだろう。それ以外の国もそうだ。
いっときは、猫も杓子も韓流だったではないか。
それなのに、視聴率を稼ぐためにネガティブな事ばかり選択的に流すのは、どういうつもりなのか。
このように、常に政府とメディアが一体となって戦争になっても仕方ないという空気
をつくる。

そして…敵の真打ちは、自分の爺さんに憧れ続けてきた、この御方。
この人のヤバさは、コメントするまでもない。
党内の護憲派も口出し出来ないほど、勢いを増してしまった。

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本当の敵は、まだ他にもいる。
見て見ぬ振りをして、仕方ないやと現実から目を逸らそうとする、無関心な自分の心だ。

今こそ、内なる敵と闘わなければ、取り返しがつかないことになる。
 闘いの第一歩は、政治に関心を持ち、周りの人と意見を交わすこと。
漫画でもよいから、近代史を勉強し直すと、この先に何が起こるか見えてくるはずだ。