田中将大の交渉でわかること | 伊藤和磨オフィシャルブログ Powered by Ameba

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 したたかな欧米の連中と交渉事で、互角に渡り合える日本人エージェント(ネゴシエーター)は極めて少ない。
彼らは、笑顔で自分たちの要求を120%通そうとする。
日本人は、笑顔で自分たちの80%の要求を通そうとする。
お人好しがウリの日本人が相手では、テーブルにつく前に勝負は決まっている。

田中選手は不世出の大投手でありがなら、現状では阪神から移籍した井川選手の5分の2しか移籍金が支払われないことになる。
せめて、来年から移籍金の上限を設定するように交渉できなかったのか。

誰がみても文句のつけようがない極上品であるのに、あり得ないプライスまで叩かれてしまう交渉力の無さ。
日本の至宝を差し出すというのに、ここでも米国の言いなり。
政治もスポーツも同じ。

一連の成り行きをみて、TPPの先行きがみえる。
語学堪能の国際弁護士の数が少ない日本は、当分の間はボッコボコにされてしまうかも知れない。
次第に上手くやれるようになるんだろうけど。
「やられたら倍返し」と言った大臣がいたが、ああいう稚拙な発言は、海外のメディアから標的にされるし、どのようにバイアスが掛かって伝わるか分からない。
格好つけるなら、それなりの人材を用意してからにしてほしい。
 ドラマの流行り言葉をリップサービスで言ってしまうようなおバカさんを起用していたら、ほんとに取り返しがつかないことになる。

スネオJAPAN、いつまで世界のジャインにカツアゲされる続けるのか。