大好物 | 伊藤和磨オフィシャルブログ Powered by Ameba

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 わざわざ明け方に起きて、試合を観戦することは滅多にないが、明朝のブラジル戦はそうも言ってられない。

日本代表が公式戦をサッカー大国の地で闘うなんて、一昔前では想像もできなかった事だ。

フェリポン(スコラリオ監督の愛称)と出会ってから16年の月日が経ったが、このような未来が待っていたとは。
とにかくフェリポンは、システムを確認するのに、多くの時間を費やす。
その間は、退屈な思いをさせられる。

時々「おお!息子よ!なぜお前はそんなところを走っているのだ。お前の役目は、裏を走って回り込むのだよ!」と、父親が息子を諭すように大声で嘆くと、注意された選手は一生懸命彼の求めに答えようとする。
誰も彼の悪口を言わない。
なんとも言えない魅力を持っているからだろう。
 ブラジルは今ひとつ調子の波に乗れずにいるが、フェリポンならば、必ず本大会までにチームを作り上げてくるはずだ。



ブラジルは今ひとつ調子の波に乗れずにいるが、フェリポンならば、必ず本大会までにチームを作り上げてくるはずだ。


 



先日、永嗣に「沢山シュートが飛んでくる試合は、好物だろ?」と尋ねたら、「大好物ですよ!」と、目を輝かせて即答していた。

一旦GKが調子に乗ると、簡単にゴールを奪えなくなる。
ただし、1~2本目のシュートをしっかりとセーブすること。そうすれば、大抵のGKはファインプレーを連発するようになる。
相手FWは、隅の隅を狙うようになって枠を外してしまうのだ。
一方、最初のシュートが簡単に入ってしまうと、リズムに乗れず、GKにとって難しい試合となる。
 南米の選手は、GKをおちょくることに快感を覚えている。
そして、強いシュートを打つよりも、タイミングを外した弱いシュートをGKが嫌がることを知っている。
だから、タイミングをずらしてゴロのシュートを打ったり、ループシュートを狙ったりする。
セーブしても当たり前にしか見えず、入るとマヌケに観えてしまうような、GK泣かせのいやらしいシュートである。


セリエAやプレミアリーグのように、強烈なシュートをぶっ放してくれたら、GKとしては呼吸とタイミング合って、ファインプレーしやすいというのに。。。

GKが忙しい試合は望ましくないが、同じポジションだった者として、永嗣がどのような働きをするのか、運が味方する試合になるか、そうではない試合になるのか、強い関心を寄せている。