緩和ケアの実習 | マノエルの日記

マノエルの日記

ブログの説明を入力します。

先週から緩和ケアの実習だったんやけど、
久々の実習で割と疲弊してた(笑)
先週は大学の緩和ケアチームについてって、各科からコンサルトの入った患者さんをひたすら回診。
クジゴジで昼きっちり1時間休みあって、先生の後ろで一日中立ちっぱでカルテ見て、辛かったー。
患者さんも末期でデリケートやから、話も部屋の外から聞かせてもらったりして、先生のやり取りがみえなかったり。
薬の使い方とかは勉強なったけど、精神的なところとか、意外にみえなかった。

今週は、緩和ケア病棟(PCU)のある病院に毎朝歩いて通って、実習したんやけど、勉強になる案件がある時だけ呼んでくれたので昼も二時間くらい長い時には休み時間あって勉強できたし、四時半には遅くてもいいおわるし、とても良い環境やった。
死にかけの人もずっとフォローできたし、なくなった人のお見送りも二回もできた。
ちゃんと部屋にも入れてくれて、話も聞けて。
ここは、大学三年の夏に緩和ケアボランティアでいったところで、こっそり前いたボランティアさんも見つけたりして懐かしかった。

全個室であくせくしてなくて、
や、やっぱ緩和ケアってこういうところよねー?ってかんじ。
大学の緩和ケアチームは、病棟を持たなくて、主治医から相談された人を診るだけなので、受け持ちがすごく多くて患者さんとの繋がりが希薄な印象。
PCUは自分が主治医なので、患者さんとか家族とのやり取りが多くて、その人間模様とかほんとよく見えて面白かった。
意外に患者家族、仲が悪い人とかも多くて、みんな何かしら抱えてるんやなーって思った。
亡くなった人も、泣きじゃくってる家族もいるし、受け入れて落ち着いて明るい家族もいるし、ほんとにそれぞれで。
亡くなりかけの人を何人か見られて、ああ人ってこういう風に死ぬんやなーって、勉強になった。
画像もみんな末期やからガンがボコボコの写真とかたくさんやし、血液検査も、聴診とかの所見も極端で、アホな私にはとても分かりやすくて勉強なった。

 
そこの先生はもと呼吸器の先生ともと血液の先生で、やっぱガンの多い科出身の先生で納得。
PCUの看護師さんは本当にみんな気配りとコミュ力ができて、さすがにデリケートな人にたくさん会う職場だと思った。
現在入ってきてる人の対応のカンファはもちろん、コミュニケーションについて評価するカンファとか、亡くなった人の症例に対するフィードバックのカンファとか、そのへんのカンファレンスは、PCUならではやった。
おもしろかった。
相方の子も人間模様が勉強になったみたい。

在宅の往診も1日だけ見学したけど、患者家族はドクターのこと信じてる感じ、近しい感じで雰囲気よかったし、本当いろいろ勉強になったなー。

途中から頑張ってお弁当作り始めたし行き帰り歩きで完全に今風邪引いたけど。
土日で治したい…