体の全てで感じることの大切さ | メモらんだむ

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思ったことを書くだけ

粘菌のことについては以前から、気になっていた。

いくら進化しても出す結論は同じだと言うこと。
原始的なものの方がより、合理的な選択をしている。
頭脳が考えると思う領域は実は頭脳以外の何かが考えている可能性を孕むのだ。

直感や感じるということは頭脳からの神経系だけで説明をつけられないのではないか
と考えていたところだったので細胞がスタンドアローンでも考えると仮説を持つと実に面白い。

それから、生物の収斂進化も面白い。

ケラとモグラが似ている。
イルカやクジラと魚類が異常に似ている。
進化系統の全く違う有袋類にネコやオオカミやネズミなど同じような形のものができ上がっている。

これも合理性の選択がなにか脳みそで考えると言うもの以外に何かなされていることの証明のように思える。

感覚をもっと大切にすると僕らの細胞全部が感じ、正しい結論を導き出すのかもしれない。

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「粘菌」エサの駅つなぎ首都圏そっくり鉄道網
1月22日4時50分配信 読売新聞

 「粘菌」と呼ばれる単細胞生物が鉄道網のような高度なネットワークを構築する能力があることを、北海道大学の手老(てろう)篤史研究員らが突き止めた。

 実験で、粘菌が首都圏鉄道網のミニチュア版そっくりに変形していく様子を確認した。22日付の米科学誌「サイエンス」に発表する。

 粘菌は、胞子から小さなアメーバが生まれ、アメーバ同士が融合して、変幻自在に伸びるネバネバの集合に育つ。実験では、関東地方をかたどった容器(縦21センチ、横17センチ)の中で、横浜や千葉など首都圏の主要36駅に当たる位置にエサを配置。東京都心に粘菌を置いた。粘菌はエサを求めて広がり、次第に実際の鉄道網のようになった。

 粘菌が変形した「鉄道網」を分析すると、輸送効率やアクシデント時の迂回(うかい)路の確保といった点で、実際のJR鉄道網より優れたところがあるという。手老さんは「数億年を生き抜いてきた能力が巧妙な『鉄道網』を構築した」とみる。