昨日、9月28日は、私の一番好きな音楽の人、マイルスデイビスさんの命日でした。たまたま見た(すんません)大学のジャズ研OBの先輩のブログで知りました。すっかり忘れてた・・(これまでの十ン年・・)。ごめんなさいマイルス～。
たまたま、高校3年生の時にFM雑誌(確か『週間FM』)で気になったこのアルバムを難波の輸入レコード屋(高島屋付近の地下(なんなんタウン？)の店です。名前忘れた)で買って聴いてしまったのがジャズを知るきっかけでした。何かガツーンとやられて、体が熱くなって、聴き終わってもぼーっとしてたような気がします(何せ初めてなのでさっぱり訳がわかっていません)。全曲好きです。
カセットテープ(！)に録音して、(松田)聖子ちゃんがTVCMに出ていたソニーのカセットケースサイズのウォークマンで電車や街中で聴いていました(あんまり聴きすぎて耳に入れるタイプのイヤホンはもうしんどいです。街中で聴くのも一生分した気がします。今は心の中で音楽がいつも聴こえてくる気がしていますのでそれで十分です)。
大学に入ったらラッパ(トランペットのことです)吹こう！ ジャズ研に入ろう！ しばらくしてそう決めました。そして本当にそうなりました。
それまで洋楽＆邦楽ロック三昧の日々を送っていて、少しお腹一杯になってきた頃だったので、本当にカルチャーショックでした。ジャズを経験することで後々ロックも(演歌も含め音楽全般が)実はすごいことを知ることになるんですが(すんません・・まだまだ上辺しか知らないヒヨッ子でした・・)。
ジャズ研に入ってすぐ、大阪万博記念公園での『ライブ・アンダーザスカイ '88』でマイルスさんの生演奏を聴く・見ることになるのですが、本当にラッキーでした。当時は映像もあまり見る機会がなかったので、正にまばたきもしないで必死に聴いて・見ていました(ステージの前でかぶりつきで)。
千日前商店街にあったジャズ喫茶『ジャズやかた』に行ってはリクエストしまくってレコード聴いたり、レーザーディスクで動くマイルスさんやリーモーガンさんなんか見て感動していました(当時はDVDはまだありませんでした)。当時はその店に行けば大抵誰かジャズ研の人がいる、という状態でした。
そうやって聴いて気に入ったレコードは、心斎橋の鰻谷にあった中古レコード屋(当時はCDよりまだレコードが主流だったような？)『ミュージックマン』で最安値800円～の中古レコードを買ったりしました(なんせお金のない学生でしたので・・)。
時々は大枚をはたいて、今も健在の梅田のライブハウス『ロイヤルホース』等へ、レコードで聴いていた本場のミュージシャンの来日ライブを聴きに行きました。勿論お金はあまりないので、チャージを払う以外はアーリータイムス(バーボン)のシングルロックとミックスナッツで「ワンフード・ワンドリンク」を最低限クリアしてン時間もねばって聴いていました(今となってはすんません・・)。
そのあと、早朝まで営業していた西梅田にあったライブハウス『ドンショップ』で始発電車までいたりしていました。ここはとても良心的なお値段でしたので長居ができました。なつかしーです・・。
その数年後に訃報を知った時は本当にショックでした。今でもその時の新聞の切り抜きが家のどこかにあると思います。
とにもかくにもこの人マイルスさんとこのレコードは、私にとっては特別な人・1枚です。
【松下建築設計 一級建築士事務所】
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