汽車輪行!田万川の謎を解くライド!【まつしま秋サイクリング】 | まつしまスタッフ矢野のあれやこれやの話

汽車輪行!田万川の謎を解くライド!【まつしま秋サイクリング】

ふこんにちは、矢野です。

 

きっかけは、些細な事だったんです。

それが何だったのかは、思い出せませんが(笑)

 

「益田から萩方面へ向けての汽車からの景色って

 国道から見る景色と全然違うので

 それをみんなで見たら楽しい気が、、、

 

 久々に輪行しよう!!」

 

こんな感じでスタートしたのが

まつしまサイクリング輪行企画。

 

コロナ騒ぎで実行までに数年かかりましたが(笑)

ルートと試走を繰り返しているうちに

最近ではありがたいことにお客さんから

いろんな情報を教えて頂けるので

それらを組み上げて出来上がったのが

今回の「汽車輪行!田万川の謎を解く!ライド」

なのです。

 

輪行をするのに必要な輪行袋も

『半額』特別価格で販売。

入れ方の講習も実施して、準備は万全。

 

益田駅に輪行袋がずらっと並ぶこの賑やかさが

ワクワク感を募らせます♪

この雰囲気は、もはやサイクリングと言うよりは

慰安旅行(笑)。

 

冒頭に書きましたように

益田から萩方面への山陰本線は

ほとんどの人が利用したことがないはずです。

 

山口方面は、新幹線を利用する時に。

浜田方面は、松江、出雲に行くときに。

萩方面はと言うと、距離的にも近いので

クルマで行っちゃいますからね。

 

だからこそ、その景色の違いが

ものすごく新鮮でよく分かるのです。

 

かと言って、一人では乗らない(笑)。

その瞬間の気持ちを共有できませんからね。

だからこその絶好の機会でもあったわけです♪

この穏やかな時間の心地よさと言ったら

なかなか表現が難しいほどのノスタルジー感。

 

かつては日常の足として活躍していた汽車ですが

クルマ社会の浸透によってバトンを渡した形となり

山陰道が着々と整備される昨今、

 

今のうちに見ておいたほうが良い。

 

そんな想いもあったのです。

三江線サイクリングの時もそんな感じでしたしね(笑)。

 

新鮮な景色は時の流れを早め

あっという間に江崎駅に到着。

ここからは、謎解きが始まるのです。

 

どうやら、

全国的に開催されているようでして

ちょうど田万川でも開催されていたわけです。

 

と言いますか、この情報があったので

サイクリング内容を変更したのです。

せっかくの機会ですからね

こういったオリエンテーリング的な遊びは

みんなでやったほうが面白いですから♪

 

謎解きマップに書かれているメッセージを

元に、その場所をマップから探し出して

現地に行くと、さらにメッセージが書かれている。

 

その移動距離、8キロ。

自転車がちょうどいいのです!

これがメッセージです。

めっちゃめちゃアナログなシステムですが

デジタル過ぎる世の中だからこそ

シンプルに面白いのです♪

 

今回の謎解きで初めて知りましたが

田万川には、なんと出雲大社の支院があるのです。

次のメッセージポイントは、そこです。

唸るような長さの階段。。。

 

次第に見えてくる

予想をはるかに上回る規模の社が現れました。

さすがは、出雲大社。

スケール感がすごい。

寺社仏閣に興味が出てくる世代ですから

喋くりまくって盛り上がりました(笑)。

 

続いてのポイントも

これまた全く知らなかった世界が

そこには広がっていました。

これ、実は個人宅の庭なんです。

凄い規模でして、またこれを

管理し続けていることも凄い。

めちゃ綺麗でした♪

いやはや、知らない世界が続きます。

 

次のポイントは、結構有名なんですが

実は知らないことも多かったりするので

これに関しては、ちょっとだけ調べました。

個人的に興味があったので(笑)。

この六角堂は、なぜ六角なのか?

 

諸説あるみたいなんですが、萩市のHPには

「海の強い風に耐えられるように六角形にした」

とありました。

 

ただ、ここが北前船の寄港地だったことを

考えると、そこまでの風があるとも思えず

もう一つの説、、、

 

仏教の世界には輪廻転生(生まれ変わり)の

概念があって、六つの世界を回り続ける。

それを表現しているかもしれない。

 

のほうが、ロマンがあってイイ気がします(笑)。

 

さて、北前船の寄港地だったと書きましたが

ここに興味があっていろいろ調べてみると

面白いのです。

 

北陸の加賀藩が米を大量輸送できるように

チャレンジした船運搬が北前船の始まりです。

北前とは、当時の「日本海」と言う意味で

大阪から北海道までを各地でモノを仕入れて売って

当時の物流の主流。

今でいえばAMAZONですね(笑)。

 

この時に全国に広がったのが、昆布です。

これは「旨味」の元ですから一気に浸透して

和食のかなめとなりました。

これがないと物足りないとなるほどの美味しさで

道具として例えるなら、

スマホみたいなものです(笑)。

 

この北前船の寄港地(全国に100か所)の一つが

ここ江崎六角堂でした。

 

AMAZONにスマホですから

栄えないわけがありません。

江崎には近場の地域からコメをはじめ特産品が集まり

人が集まりお金が集まり、なんと芸者小屋が三軒!

まさに黄金時代。

 

だからこその出雲大社支院なのかもしれませんね。

 

ただ、この世は諸行無常ですから

明治になると山陰本線が開通して

物流の主流はとってかわることとなりました。

その山陰本線もまたクルマ社会によって

役目を終えようとしています。

 

近い将来、

物流は空を飛んでいるのかもしれませんね。

僕らの想像のつかないような乗り物で。

どんな世界になっているのか楽しみですね♪

 

「足で漕ぐ」というシンプルな乗り物

自転車だけは変わってない気がしますが

こればっかりは、神のみぞ知るですね(笑)。

 

次は、いよいよ最終ポイントです。

みんなで謎解き完了です!

今の時代は、大体ほとんどのことが

スマホで調べられますが

実際に外に出て体を動かして

その場に行ってみると

そこでしか分からない感じられない事が

たくさんあるのです。

 

それを感じられることが面白い。

まつしまサイクリングのコンセプトは

「自転車を使って、遊ぶ」ですから

今後もこのノリで企画していきます♪

 

さて、お腹もすいたところで

ランチタイムです。

今回は、お客さんでもある

EGFさんにお願いしました♪

ものすごい量です!!

テンション上がりまくります!!

なんとお土産まであります!!

 

めっちゃ美味しかったです♪

そして、みんなで喋りまくって

楽しい時間でした♪

ありがとうございました!!!

来春の企画に繋がりました♪

(これは楽しみ)

 

汽車で来た田万川ですが

ココから益田までは自転車です♪

遠くに雨雲が現れましたが

その雨が降った後に僕らが走ると言う

奇跡の天気の中、無事に益田まで到着!

 

今回もしっかりと遊べて面白かったです!

皆さん、ありがとうございました!

お疲れ様でした!!

次回は、来春です。

今年とはまた違ったスケジュールで開催しようと

思ってますので、また一緒に遊びましょう!!