国交省社会実験サイクリングに参加してきました♪ | まつしまスタッフ矢野のあれやこれやの話

国交省社会実験サイクリングに参加してきました♪

こんにちは、矢野です。

 

先日、国土交通省の社会実験として

「道の駅を拠点とした萩観光周遊サイクリング」

ってのに参加してきました♪

普段なら自分の事で精一杯なので

(ほぼ水曜ライド企画ですけどね笑)

「参加する側」になることはまずないんですが

 

今回のは、ド地元での話で

以前から須佐でも

「この辺でも行政で

 サイクリングコース作るらしいけえ

 矢野ちゃん、出来たら

 協力してほしいんじゃけど」

とも言われてましたから、ほぼ即決♪

 

内容としては

ゆとりパーク田万川(道の駅)を拠点とした

「海のコース」と「山のコース」の

二つのどちらかを

実際にモニターとして走ってもらって

コースについてのアンケートに答える

といったものです。

 

大体のコースは聞いていましたが

地元民ですから全ての道は知ってまして

(早朝に走っていたコースだったりします)

結構な坂道がある事に驚きました。

 

「こ、これはどんな方が対象なんですか?」

と行政の方にお聞きしたら

「最終的には、電動アシスト自転車での

 レンタルサイクリングで観光をイメージしてます」

とのこと。

 

それを聞いてほっとしました。

坂道が苦手な人にとっては

観光どころではないルートですから(笑)。

 

今回は、普段ロードバイクに乗っておられる方の

意見が聞きたかったみたいです。

 

で、僕らは「海のコース」となる

(好きなほうを選択していいとの事でしたので

 ド地元を選択させていただきました♪)

「入り江と街並みを巡る海のコース」

を走る事になりまして

コースを見せていただいたんですが

 

こ、これは、、、

 

 

ルートが、めっちゃ複雑!!

吹き出しの部分には「簡易案内看板」

が設置されてますが

道を知らない方が走ったら

景色よりも看板探しがメインになるレベル。

 

、、、。

 

先導は、僕がやります!

と立候補ですよ(笑)。

これ、地元民のみぞ知るマニアックな道

でしたからね(笑)。

 

次第に、

いつもの水曜ライドのノリになってきましたが

それはそれで楽しそうなので良しとします(笑)。

 

観光サイクリングという事で

まず訪れたのは

江崎の西堂寺六角堂。

読んで字のごとく六角形なので六角堂です。

県の有形文化財にもなってますが

詳しくはよく知らないと言う

地元民あるある(笑)。

 

(後日調べてみると

 海からの風にも耐えられるように

 六角形なんだそうです)

 

今回のサイクリングにはガイドさんが

同行してくれているので

いろいろ説明してくれまして

 

「ここは、北前船の寄港地として

 毛利の殿様が作ったのです」

 

そーだったんすか!!

全然知らんかった!!

 

「じゃあ、あれは灯台変わりの

 常夜灯だったんですね」

そーなのか!

Iさん、物知り♪凄い!

地元民はほぼ知らないあるある。

 

僕だけかもしれませんが(笑)。

 

江津サイクリングでの本町の廻船問屋

Iさんが解説してくれてたのを思い出し

北前船の西廻り(日本海→大阪)ルートは

江津本町→浜田外の浦→江崎六角堂

ということになる。

 

つ、繋がった!

おお!なんだかすごい!

 

そして、廻船問屋があったとなれば

当時は江崎も黄金時代。

芸者置屋が三軒もあったという。

まさかそんな時代があったとは。

これぞ観光発見の醍醐味♪

 

なんでお前が一番喜んでんだ?!

ってツッコミは我慢してください(笑)。

楽しいんだからしょうがない(笑)。

 

次に訪れた須佐のホルンフェルスも

普段なら来てもここまで。

わざわざ歩かなくてもいいでしょ。

が一般思考だと思います。

もう須佐に住み始めて20年くらいになりますが

その僕でさえ、ホルンフェルスの間近まで

行ったことは20年くらいないですからね(笑)。

 

今回は、久々に行ってみましたが

改めて間近で見ると、、、

 

スケール感が凄いです!

巨大!巨大の一言に尽きます。

 

凄いんですけど、

めっちゃ凄いんですけど、、、

 

「地層にマグマが貫入して

 熱作用により変形岩に、、、」

 

未だにホルンフェルスが何だか

良く分からないんです(笑)。

 

ブラタモリばりの映像説明があれば

「おおおお!」と

かなり感動出来そうな

気がするんですけどねえ(笑)。

 

大自然を堪能した後は、

いよいよランチタイムです♪

 

今回は、なんと梅乃葉ランチなのです!

 

先日、Yahooニュースにもなってましたが

 

トワイライトエキスプレス瑞風の山陰コースで

 
めっちゃ美味しかった!!

美味しいものを食べながら

みんなでワイワイと喋るのも

サイクリングの醍醐味

めちゃ楽しいのです♪

 

食後のデザートとを

と思ってすぐ近くにある

いかマルシェに足を運んで

気になっていた

「いかまんじゅう」に向かうも、、、

なんと、売り切れ!

残念!!

こーゆーのは、

サイクリストにとって

魅力的な補給食だったりするんです♪

 

次回こそは、、、。

 

記憶の闘志を燃やしつつ

午後のコースへスタート♪

 

次なる場所は、松崎八幡宮。

立ち並ぶ灯篭に皆さんから

「おお~!」と声が上がりますが

 

へ?

これって珍しいの??

 

当たり前の光景だと思っている

地元民にはそのリアクションが

珍しかったりするんですけど

ガイドさんからの

 

「この灯篭は益田の殿様が

 参勤交代で江戸に行って

 無事に帰ってきた記念に

 毎回一対建てたのです」

 

まじっすか!!!!

 

一番驚いてるのが

地元民の僕だったりしますから

 

お前は一体何者なんだ?

ってツッコミが入りそうですが

 

正体を明かしましょう。

 

僕は、生粋の長州人ではないんです。

 

尾張藩(瀬戸市)を脱藩して浪人。

長州藩の「育み(はぐくみ)」制度にて

長州人を名乗っているだけなのです(笑)。

俗にいう「外様」ですね(笑)。

 

でも、こういった理由で

灯篭を立てているのは

この松崎八幡宮だけなんだそうです。

 

驚いたっていいじゃないか~(笑)。

 

「初めて聞いたぜ」

を連発していた僕ですが

看板を見て愕然としました。

 

書いてあるじゃねーか!

何回も読んだことがあるのに

全く理解していなかったという

我ながら笑えないポンコツを痛感(笑)。

 

続いては、

この益田の殿様の菩提寺でもある

「大温寺」

 

ここも何度か来たことがあるのです。

庭が素敵なんです♪

でも、

でも、

 

またまた知らなかったことが、、、

 

関ヶ原の戦いの頃から

あったんすかーーー!

よ、400年前!!

いやあ、歴史ってのは凄いですね。

サイクリストじゃなくて

侍がいた光景が当時にはあったはす。

それを想像するだけでも

ちょっとワクワクしちゃいますよね♪

 

で、入った先にそびえたっていた

この柱は??

聞けば、

「晋山式(しんざんしき)」という儀式のための柱で

回向柱(えこうばしら)と言うらしいのです。

 

晋山式は

「新住職就任式」らしくてですね

その新住職は、消防団仲間(笑)。

 

400年の歴史に加わるのか!

めっちゃ凄い!

と改めて感動しちゃいました♪

 

雪舟ではなく、弟子が作ったので

「雪舟風」と言われていますが

この庭の景色は、いつみても素敵♪

みんなでこの景色を楽しむわけです♪

年々、こういった自然あふれる景色に

魅せられていくのは

やっぱり年齢なんでしょうね(笑)。

 

日本っていいねえ♪

そんなことを楽しめたサイクリング

だった気がします。

 

コースを走り終えてからのアンケートは

これはなかなか難しかったです。

隣にいたIさんも唸りながら

なかなかペンが進まないと言う(笑)。

 

無事、書き上げましたが

今回のサイクリングが楽しかったのは

ガイド&ランチ付きのツアー形式をベースに

ペースの合う仲間で走れた事が大きかったからで

個人でふらっと走るには

電動アシスト自転車とGPSナビ

そして、観光場所をアニメで説明してくれる

くらいのタブレットを搭載していないと

今回ほどの発見感動には至らない気がします。

 

看板を見ても理解にまで至らなかった

残念な外様長州人もいましたからね(笑)。

 

どういった形になるのかは

分かりませんが

いい形になってくれたら

嬉しいなあ♪

と思った社会実験サイクリングでした。

 

 

ここからは、おまけの話ですが

このサイクリングの後に

お客さんのTさんと高山って山に

登ったんです。

前回から3年もの月日が経過してましたが

相当なメンタルが試される斜度と距離

が理由です(笑)。

 

でも、頂上からの景色は

神がかってましてですね

めっちゃ凄かったんです♪

Tさんは、登山もされてますから

曰く

「この季節のこの時間帯だからこその景色ですね

 やっぱり山はいいですね♪」

 

そうなんすか!!

発見だらけの日でした♪

 

3年ぶりに登りたくなった理由は

実はもう一つあるんです。

 

2年の月日が

経過しているらしいんですが

道中にとてつもない大きさの石が

転がり落ちたと言うのです。

 

どれくらい?

と聞けば

 

両手を広げて

「こーーーーーーんなくらい!!!!」

ってな大きさだと聞けば

見たくなるじゃないですか(笑)。

 

山の斜面に道がある

って言うんですが、、、

 

ホントにありました(笑)。

赤い枠の下に自転車があるの

分かります?

この幅で、尚且つ、

 

巨石は、転がりながら

電線を引きちぎりながら

電柱までをも倒しながら

道路を削って転がり落ちて

この先で止まっているらしいです。

木が茂ってて直接は見えませんでしたけどね。

 

でも

めっちゃすごいですよね!

これだけでも来た甲斐がありました(笑)。

 

 

ここで、

観光サイクリングに話が戻りますが

 

僕らが数人で自転車で遊びに行きたいと

思ったら、何を考えるのか?

 

ですが、

ズバリこういう景色だったりするわけです。

 

非日常の世界を

みんなで体験して

気持ちを共有したい。

 

これが僕ら水曜組にとっての

楽しい休日の過ごし方なんです♪

 

社会実験は、

観光で来た人たちが

足代わりに電動アシストを使う

って前提ですが

 

走っている人たちを

引き寄せるなら

何かしらのパンチ力が

必要になってくると思うんです。

 

例えば、、、

 

これは、完全に妄想の話ですよ。

 

今さっき紹介した

メンタルが試される斜度の高山

ってのがありますからですね

 

「これにチャレンジしてみないか?」

と謳うわけです。

 

地元民なら

「あれを自転車で登ったのか?!」

と驚愕される山です。

そんじょそこらにはない財産と思えば

ポジティブに使うのです。

 

妄想は勝手に進みますよ(笑)。

 

登った記録は、スマホを使います。

ドコモの新料金でも

「安くしたけりゃプラン変更は

 スマホ対応だけな」

な世の中ですから

スマホを持っている人限定です。

 

アプリ「STRAVA(ストラバ)」を使って

GPS記録を登った証拠とするんです。

もちろん歩いても大丈夫なルール。

 

それを、

いかマルシェに持って行って見せれば

週末人数限定で

「おお!おめでとう!!」

その日にあがった魚の刺身を食べれる

というサービスがあったとしたら

 

なんか楽しそうじゃないですか?

 

「いよーし!

 いっちょやってみるか!」

って僕なら思いますけどね♪


「あの山を登るなんてあり得ない!」

高山を知る人はそう思うかもしれませんが

それくらいのインパクトがないと

サイクリストのアンテナには

引っかからないんじゃないかなあ

って気がします。


 

で、

達成感をみんなで共有するために

梅乃葉でランチを楽しんで

仕上げは、田万川の温泉♪

 

これ、地元じゃなかったら

ちょうどいい距離の場所にあったら

間違いなく

水曜ライドで企画しますからね(笑)。

 

以上、妄想の話でした(笑)。