「もーすぐ春ですね!!」のはずが、極寒だった水曜匹見ライド(笑)。 | まつしまスタッフ矢野のあれやこれやの話

「もーすぐ春ですね!!」のはずが、極寒だった水曜匹見ライド(笑)。

こんにちは、矢野です。

 

三寒四温って言いますけど

毎日の寒暖差が激しすぎません?

 

おかげで10年ぶりの鼻声は、継続記録更新中です(笑)。

 

先日の水曜ライドは、久々に降らない天気予報だったので

「ようやく走れるぜ!」ってワクワクしてたんですけどね

前夜のアレ、ビビりましたね。家が揺れるほどの雷雨。

自然ってすげーな。

と平静を装いつつ早々に布団に潜り込み音をシャットアウト(笑)。

 

予報通り、朝には雨がやんでホッとしたんですが

これまた予報通りではありましたが、一桁気温は数字以上に寒い。

春仕様になって気が緩んでいる体には、めちゃくちゃ寒い。

 

もちろん

全員、若干テンション低めです(笑)。

 

走り出して、体が温まってくるといい感じなんですが

何しろ、行き先が山間部ですからね。

山頂付近を通過するころには、、、

 

 

まさかの3℃!!!

バス停の中に避難じゃ~~!!

ってくらいの冬気温。

暖かいコーヒーをカイロ代わりに握りしめて

小屋のようになっているバス停の中へゾロゾロと

 

おっかしいなあ、もう春のはずなんだけどなあ。。。

とみんなで首をひねりながら、大笑い(笑)。

一人じゃなくて良かった。と思える瞬間です(笑)。

 

目的地である、道川の公民館に到着。

前回に引き続き、益田索道と手堀トンネルを知るための資料を

探しに来まして、早速いろいろ聞いてみるんですが

手堀トンネルの資料って、やっぱりどこにもないんですね。

町史の記録が全てみたいです。ま、かなり昔の話ですからね。

 

あと、トンネル付近にいくつも看板があるんですが

説明文ってのが全くないんですよ。

おかげで、全然感情移入できないんです(笑)。

 

僕:

あの~、、看板の説明文があるような資料ってないでしょうか?

 

公民館担当者さん:

それがないんですよ。

 

僕:

え?そーなんですか?(支所にも図書館にもどこにもない)

「左ヶ踏出し」ってのがありまして、由来の噂を聞いたんですが

正式な由来を知りたくて探してるんですけど、、、

 

公民館担当者さん:

あ!それなら分かると思いますよ!

 

僕:

ホントですか!!でも、資料はないんじゃ?

 

公民館担当者さん:

資料はないんですけど、その看板を名づけた方が、

今、ちょうどいらっしゃってるんです♪

 

僕:

まじっすか!!!

 

ってことで、本人さんから直接聞くことが出来ました。

これは、奇跡と言っていいと思います。

匹見ライドは、天気がよければ先週に来る予定でしたからね。

初めて、先週の雨という天気に感謝しました(笑)

 

そして、、、

 

寒い中、走ってきてよかった(笑)。

 

ということで、聞いて来ました「左ヶ踏出し」の由来!

「へえーーーー!そーなんすか!!!」

って内容でした♪

 

これはですね、、、

 

ええか、左足から踏み出すんで。

という意味なんだそうです!

 

はい?

どこへ?

 

って思いますよね?

 

それは、当日までのお楽しみです!

 

これ、一回言ってみたかったんです(笑)。

でも、ホントに当日に喋ります。

これは、景色を見ながらでないと

「へえ~」とはならないですからね。

 

 

なんだよ、ケチ臭い。

 

そんな声が聞こえてきそうですが、大丈夫です!

看板ぷちネタは、もう一つあるんです♪

ここは、当日行きませんのでお伝えしましょう(笑)。

 

「犬戻り」

道川は、冬になるとものすごい雪に覆われます。

冬は狩猟の季節でもありますので、猟犬を連れてここから山へと入って行くわけですが

犬の視界って、もちろん人間よりも低いですからね

「普段見えている景色が雪で覆われて見えず、川の流れる音だけが響きわたる」

その音に恐怖して一歩も進まなくなるそうです。

 

確かに、川の流れの音はかなりの轟音。

僕も同じく足が止まりますね。基本的にビビりですから(笑)。

 

「左ヶ踏出し」も、こう言った理由があって名づけられました。

さて、それは一体どんな理由なのか?

当日まで、これを想像してみるってのも楽しいと思いますよ♪

場所は、手堀トンネルの前です。

この日は、前日の雷雨によって現れた滝に夢中になってたので

動画にヒントはありませんが、、、

こういった滝がそこらじゅうに現れてまして、匹見の水量の多さを実感。

水力発電が3機もある理由が分かった気がしました。匹見の自然は凄い。

しかし、コレを見てると当日の寒さが蘇る(笑)。

 

この「左ヶ踏出し」、体験してみたいんで、もう一回匹見に行ってみたいんですけど

水曜に企画したら、「またあ?」なんて言われちゃう可能性大。一人で行こうかなあ。。。

いや、ダメもとで相談してみよう(笑)。

 

あ、そうそう!

看板の名付け親の方は、なんと、益田索道を子供の頃に実際に見てたそうなんです!

びっくりしました。まさか、直接見たことのある人と話ができると思ってませんでしたからね。

 

道川から出荷された木材は益田で降ろされ、代わりに日用品が運ばれてくるわけですが

黒砂糖などは藁の俵に入れられていたので、よく指を突っ込んで舐めてたそうです(笑)。

索道は低いところでは地上40cmくらいの高さを時速4~8kmくらいで動いていたそうですから

同じ時代にいたなら、僕でも同じことしてたでしょうね(笑)。

 

それと、前回推測していた益田索道と手堀トンネルの関係は、、、

 

繋がりませんでした(笑)。

予想が、甘かったなあ(笑)。

 

益田索道は、横田~匹見間の道路の開通によって

運搬の主役が車へと変わり、その役目を終えていくわけですが

道川~匹見間は、この手堀トンネルがキモとなったはず!と推測したんですが

索道の撤去のほうが、手堀のトンネルの完成よりも早かった。

益田索道撤去 昭和26年

道川~匹見線 開通 昭和27年

ということが、匹見町史に書いてあったんです。

図書館で固まったのは言うまでもありません(笑)。

 

でも、この手堀トンネルが重要であったことは間違いないみたいです。

昭和30年の合併時には、道川村には3つの選択肢(匹見、二川、芸北)があったらしいですが

匹見村と合併した大きな理由の一つが、この手堀トンネルだったそうです。

 

手堀に始まったこのトンネルは、戦後はまだ工事中でかがんでようやく通れる大きさでしたが

合併する時期には、小型トラックが通れるくらいの大きさで工事完了。

大型トラックが登場し始めると、サイズ的に通過に運転技術が試されるトンネルとなるわけですが

いよいよ、中でひかかって動かなくなった。という事故が起こりました。

 

これを機に、大型バスが通れる大きさに拡張工事がされて

今のトンネルサイズになったそうです。

上を見上げると、機械で掘ったのではなく手堀だったような表面に見えますが

その資料はついに見つけることが出来ず、謎のままです。

ですが、その表面を見れば全てが手堀だったんだろうと想像出来ます。

 

昭和30年代。

46年生まれの僕には、全く想像できない時代ですが

貴重な動画を発見しました。

残念ながら匹見ではなく、山形市の当時の様子ですが

このホンワカする気持ちは、なんなんでしょうね。

大らかな時代といいますか、時間の流れがゆっくりしてますよね♪

 

以前、水曜ライドで走ったルートは、

匹見から真砂に抜ける県道なんですが、当時は主要道路で

動画のようなバスに乗客を満載して、車掌さんは外にぶら下がって走っていたそうです。

 

あのガードレールも今回のコースで見ることが出来ますので

昭和30年代に行ったつもりで走ると、

匹見はいつもとは違った楽しみ方が出来るような気がしてます。

 

匹見ぷちサイクリングと言ってましたが、名前変えます。

「ブラ匹見」。

どっかで聞いたことがあるような名前ですが、いいんです(笑)。

ゆったり景色を見ながら走りましょう♪

「まつしま ブラ匹見&BOMA試乗会サイクリング」の詳細はコチラ

 

あ。索道ネタをもう一つ。

益田索道が撤去された時に、鉄塔は全て解体されて売られてしまいましたが

ワイヤーは、なんと北海道の網走に運ばれて索道に使われたそうです。

ということで、今現存するのは、鉄塔の基礎コンクリートのみと言われてますが

実は、網走に送られたのは全部ではなくて、一部だけが未だに匹見にあるんです!

 

これも、サイクリングコース(74km、105kmコースのみ)で見れます。

チョットだけ寄ります。

「これが、そーなん!!」ってなりますよ♪

 

 

さて、現地でいろいろ見学しながら走ってたんですが

実は、寒さで体はもう限界に近づいていたので、ランチポイントへ避難(笑)。

 

今回は、カレー蕎麦で♪一味唐辛子を振りかけて体を暖めました♪

もちろん大盛りで(笑)。

めちゃ美味しかったです!

生き返るのを実感しました(笑)。

 

帰りは、いつもの水曜ライド的な流れで

走ったことのない道チャレンジです(正確には、逆からは走ったことがある)。

 

その道中に素敵なメッセージを頂きました。

地元の方のアイデアですね♪

寒さを一瞬忘れて、暖かい気分になりました♪

これ、田んぼの法面に木材を並べてるだけなんですが、素晴らしいです!

 

昔の旧道に入っていくと、さっきも言いましたが

もう雷雨で現れた滝だらけなんです。

「今日は、一日中水の音を聞きながら走ってる気がしますね(笑)」

なんて笑ってたんですが、、、

 

 

「あれ?なんか舞ってますよ

 これ!雪じゃないっすか!!!」

 

 

僕:いやいや、多分ほこりですよ(笑)。

 

 

「いやだって、顔に当たると冷たいんですよ(笑)」

 

 

僕:気のせいですって(笑)。

 

これを雪と認めると凍えてしまいそうだったので

是が非でも否定してました(笑)。

心も折れちゃいそうでしたしね(笑)。

 

一人じゃ、とっくの昔にそうなってたんでしょうけど

みんなで「寒い!」だの「坂があるぞ!」だの

ワイワイ言いながらだと、楽しく走れちゃうのが不思議です。

 

道中に突然現れた滝には

寒さも、坂の事も全て吹き飛ぶほどびっくりしましたからね♪

結構な高さだったんで、股間はスースーしましたけどね(笑)。

 

春なのに冬だった水曜ライド、無事終了♪

参加された皆様、道川でいろいろ教えてくれた皆様

ありがとうございました!お疲れさまでした!

出来ればもう一回、匹見に行ってみる予定です♪

お付き合いいただける方いらっしゃいましたら、またよろしくお願いいたします♪