今、わくわくしながら、お稽古に励んでいます。

朗読ミュージカル。
母の自宅介護、そしてコロナなど、7~8年「山崎陽子の世界」から遠ざかってしまいました。
どんなにやりたかったことか……

いざ来年(2024年)の2月9日(金)内幸町ホールに決定すると、自分が本当にやれるのか心配になってしまいました。

舞台は、私とピアニスト、ふたりきり。

第一部は、
初めて山崎陽子さんに関わった時の作品『善造どんの狸汁』。
お話は、罠にかかった狸が高く売れて、猟師の善造どんは上機嫌。
だがその夜、戸を叩いたのは子狸だった。
さてその子狸が必死に頼みにきたのは意外な願い事だった……

雪の夜、孫にせがまれておばあちゃんが囲炉裏端で語る鉄砲うちの名人、善造どんの話。
登場するのは、ナレーション役のおばあちゃん、母狸、子狸、善造どん。
私の初演の時の子狸の可愛さが、語り草になり、それから何十回演ったかしら……
自分で褒めるのは変ですね。(・v <) エヘ

でもまたそれが私の不安を大きくするばかり。
本当に大丈夫かしら。

お稽古をするうち、どんどんよみがえってきて……体が覚えているのです。
母が毎回一生懸命着せてくれた着物のことを思い出すと、涙がこぼれて。
あの時、母は元気でした。

もう一本は、『刑事、ベン・プライズ』。
大須賀ひできさんが演じます。
元デューク・エイセスのトップテナーだった大須賀さんとは、歌の舞台で何度も共演しました。

第二部は「想い出の数々」。
ミュージカル・映画の中から、名シーンを再現します。
『イースター・パレード』
『虹の彼方』
『レ・ミゼラブル』
『5つの銅貨』    

などなど……

憧れの元宝塚トップダンサー室町あかねさんの振り付けで、私も少しばかり踊ります。
あちこち錆び付いておりますので、さて、どうなりますやら。
でも私の頭の中では、華麗なるステップを踏んでおります。

新しいマンションに引っ越してきたら、何か勇気のエネルギーが湧いてきました。
またご報告しますね。