6月9日のコンサートに向けてフライヤーにご挨拶のメッセージを入れました。
以下、コピーです。

--ココカラ---

コンサートから1年たちました。
如何おすごしですか?
おかわりありませんか?

私は皆様にお逢い出来るよろこびを抱きしめ飛びはねています。
今ごろ私は婚活???している予定でしたが、
母の亡くなった毎日はこたえています。
歌いたい歌!お話ししたいこと一杯あります。ぜひいらしてくださいね。出席とりますょ。

--ココマデ---

6月9日までは、まだまだと思っていると、あっという間に時間は飛んでゆきます。
第2部の構成は、芸大の・トップテナー松川義昭さん、国立音大・バリトンの小川景司さんの素晴らしいコーラスが私を支えてくれます。
そして今回初参加、芸大・徳永洋明さんが華麗なピアノを弾いてくれます。

ジャズの名曲『When I Fall in Love』『Over the Rainbow』などなど。
永六輔さんの歌も、もちろん歌います。
『見上げてごらん夜の星を』『そして想い出』。

『そして想い出』は世界で初めて「きれいな手話」をもとに、できた歌です。

普通は歌詞に手話をつけるでしょう?
この曲は、手話が一番最初に決まり、そこから歌詞→作曲の順番で作られました。
作曲は中村八大さん。
永さんから教えていただいた「きれいな手話」を、みなさまに覚えていただきたいです。
みなさまのお好きな『ありがとう』も最後に歌います。

サテ、問題は第1部です。

私のコンサートにいらしたことのある方はおわかりでしょうが、とにかく喋りまくります!
永さんの「土曜ワイドラジオTOKYO」の名残りです。
自分で取材し22分間一方的に永さんにレポートしていたコーナーの再現です。

今回のテーマは何にしましょう。

世の中のあまりに目まぐるしい変わり様にハラハラドキドキ……永さんのご意見をきいてみたい。
コンサートでは楽しいお話をしたいです。

このコンサートは12年前に始まりました。

3.11の直後、26日が初日でした。
稽古場に座り込んだスタッフも私も呆然自失でした。
沢山の亡くなった方々、行方不明の方……
歌ったり踊ったりしても良いものか?
ほとんどの劇場が中止を発表しました。
ぐずぐず座り込んでいる私に、まだ元気だった母は

「トモ子ちゃん、やめる理由は何なの?」

と喝を入れます。

その頃の成城ホールの館長さんは

「幕をあけてください。悲しい時、明るい歌をお客様にお届けするのも劇場の使命です。お客様を元気にしてあげてください。幕を上げましょう」

当日は満員のお客様でした。

「トモ子ちゃん、ありがとう。今日幕あきますか?私、何度も何度も劇場に電話したのョ」

握手をして涙を流す方、観客も私達も大感激。
ライブには限りない力があるということを改めて知りました。

この12年間、苦しいこと・悲しいこと色々なことがありました。
でも、とにかく乗り越えてきました。
お客様と一緒に心に残る舞台を作りたい!
と、願っています。

ところが……
ここのところ

大谷翔平さんに心を奪われています!


【出演情報】

■松島トモ子 公演サイト

https://www.k-kikaku1996.com/work/matsushima/index.html