TBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」に出ました。
爆笑さんのテレビ番組には何回も出演しているが、ラジオで太田さんと目と目を合わせてお話しするのは、これが初めて。
スタジオの窓側に太田光さん、外山惠理ちゃん、机をはさんで反対側に田中裕二さん、私。今日の惠理ちゃん、ご機嫌すこぶる麗しい。笑い声も弾んでいる。惠理ちゃんも私も好き嫌いが激しい。お互いに隠しているつもりが顔に出る。相手にはバレバレだと思う。爆笑さん達と上手くいっている様子で、姉と自称する私も嬉しい。
まずは、一年ほど前に出た「爆報！THEフライデー」の話から。
認知症に見舞われた母の介護生活を、再現VTRを交えて撮らせて欲しい、と番組からのご依頼だったが、丁寧にお断りした。
「母が亡くなった後だったら対応するが、今はとても無理です」
と言っても相手も引き下がらない。
何度もの押し問答の末、大プロデューサー石井ふく子先生のお口添え。断れるわけがない。司会の太田さん達はその辺の事情もご存知で、後に私の書いた『老老介護の幸せ』(飛鳥新社)も読んでくださっていた。あんなに忙しい方がまさかと思っていたが、辛い話をユーモアを交えて良かった、と本気で仰ってくださった。
涙が出るほど嬉しく、つい
「『マボロシの鳥』(太田光著・新潮社)が大好き！特に『荊の姫』が良かった」
と言ったら、あの大きな眼をキラキラさせて喜んでくださった。ななめに照れたりせず、真っ直ぐに。少年の心を持った素敵な方だ。
芸能界の仕事っていいな。時々、思いがけない方に出逢えて、違った一面を知る。
番組は私のブログ「ライオンの餌」で大いに盛り上がったが、爆笑問題さんが何故、私のライオンネタがお好きか、その秘密が初めてわかった。
お笑いタレントさん達がライオンとヒョウのネタを面白おかしくコントになさるのは一向に構わない。でもヒョウの怪我は、第四頸椎粉砕骨折であと1mm場所が違っていたら、死んでいたか全身麻痺になっていたかの私にとっては笑い事では済まない。
今日の田中さんの発言で知ったが、十数年前「爆笑問題の死ぬかと思った」という番組で、私は初めて自分の口から真相を語ったのだそうだ。後ろに大きなライオンの剥製が飾ってあったような記憶がうっすらある。田中さんは「松島さんは覚えていないでしょうが……」と仰ったが。私はその時までインタビューにも一切答えていなかった。私も必死の覚悟で話したのだろうが、爆笑さんもそれをきちんと受け止めてくださっていたのだ。
TBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」のホームページにも記事が出ますので、見てくださいね。
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