集金が始まると一気に時間が足りなくなる | 18歳の新聞奨学生奮闘記✏️

18歳の新聞奨学生奮闘記✏️

18歳で専門学校と新聞配達のために上京した志衣(shii)。新聞奨学生の先輩とのルームシェアや職場の事件、ほっこりする街の人々との関わりなど。当時書いていた1年間の日記️

4月27日 22:16

■集金



集金が始まった。

順風満帆だった私は一気に崩れ去った。


わかっていたけれど、

またどん底に落ちそうな予感です。


どうしていつも試練ばかりなのだろう。

成長させるため…なんだよね。


睡眠時間も勉強時間も取れない。


ちゃんと学校と仕事の

両立ができるのだろうか。

かなり不安。




「産経の奴はまだ話しかけてくるか?」

昨日唐突に所長が聞いてきた。


「え、いえ最近会ってないです。」

私がコーヒーを産経のお兄さんから

もらったことは所長も知っている。


でも所長は産経のお兄さんのことを

よく思っていないみたいだ。


「あんまり関わるな」

と言われてからなんだか複雑だった。

お兄さんはとても優しくて

明るい人だけどなあ。

会えば会話しているのは所長には内緒。

せっかく知ってくれている人ができたんだから。



そして今日、

なんと産経のお兄さんに会った。

同じく集金中だった。

「あ、こんにちはぁ~」

やっぱり優しい人です。




※集金は集金のおじさんから3件くらい教わって

 3月一番大きなマンションだけを担当した。

 4月からはそのマンションと自分の区域のタブルファイル。