山科 大石神社

穂義士四十七士が大石内蔵助を頭に、主君浅野内匠頭の無念をはらさんと吉良上野介を討つ話は、今日に至っても余りにも有名である。毎年、十二月十四日の「義士祭」には山科区民を挙げてのお祭が行われる。
 討入り当時を再現する 「義士行列」は山科全域より四十七士が選ばれ、大石内蔵助をはじめとする表門隊、裏門隊、また、幼稚園児による四十七義士、遥泉院をはじめとする女人列、祇園一力亭でのようすを再現する大石内蔵助、元禄女人列、義士旗、音楽隊、そして清水一学など総勢三百人の奉仕による大行列が山科を行進し最終目的地の大石神社へ参拝される。
 境内においても義挙大祭がとりおこなわれ、献茶、献花、浪曲、剣舞、剣道など、この一日は義士一色に全国よりの参拝者で賑わう。