次の日、日中は彼の友人と街で、今まで彼の足だった自転車を売り

日本で買っておきたいと言っていたものを買い出ししてきたようです。

 

その夜に彼の友人が泊まっていったわけですが、

夕食後、リビングでくつろいでいると、

ケイデンが「ちょっとそこにいてね」と声をかけてきて、

彼の友人と私にプレゼントをくれました。

 

それは手作りのアルバムで今まで出かけた先々で撮った写真が貼られていました。

メッセージも書かれていたけれど、メッセージを読めば泣くのが分かりきっていたので、

二人ともメッセージは一人ぼっちの時に読むことにしました。

 

翌朝、彼と彼の友人がお別れする際は、涙、涙で見ていて辛いものがありました。

彼は再来日すると言ってはいますが、その時に、彼の友人はどこにいるのかわかりません。

二度と会えない可能性もありますから、泣きたくなる気持ちは分かります。

 

彼と彼の友人の挨拶が終わったあとに、

泣いている彼の友人に「ケイデンがいなくなっても、また遊びにいらっしゃい」と言って

指切りげんまんを何も考えずにしていました。

 

彼の友人が帰ってしまって、ケイデンの涙も落ち着いたところで、

「さっきのは何?」と聞かれて、指切りげんまんの説明をしました。

 

さて、この日が日本で活動できる最後の日なので、

二人でやるべきことを書き出しして、もれなくやりました。

 

1. 彼のワンちゃんのケージとサークル、ワンちゃん用のカーペットを保護犬施設へ寄付しました。

2. 彼の愛したおこたつを売りました。(最後までアメリカへ送るか迷っていました)

    販売価格300円だったけど・・・

2. 彼の日本の銀行口座の預金を下ろしました。(返金予定があるので口座は解約しない)

3. 彼の翌日の新幹線チケットを買いました。(ワンちゃんのチケットは翌日改札で買います)

    彼が過去に新幹線に乗った際は、路線の違いなど理解できなくて苦労していたので、

    翌日乗る路線を全て書き出して、且つスマホにもメモで残しました。

 

ここまでやっても処分できない品々が残るけれど、残ったものはおいおい私が片付けます。