自閉症スペクトラムにとって、誰もが当たり前だと思っているマニュアルは使えません。
これは子供でも大人でもプライベートでも仕事でも言えるのですが・・・
定型発達の当たり前と自閉症スペクトラムの当たり前は全く違ったりするのです。
基本中の基本と言われる挨拶から、どんな風に違うか?を書いてみたいと思います。
自閉症スペクトラムにとって挨拶はかなり高いハードル
きっと普通なら知っている誰かに会えば
「おはよう」
とか
「こんにちは」
って言葉は簡単に口から出るんじゃないでしょうか?
しかしこの当たり前、私にとって凄く難しかったりするんです(-_-;)
「え!?挨拶の何が一体難しいの」
と思うかもしれませんが、自ら声をかけるタイミングが上手く掴めないんです。
決して
- 周囲に不快な思いをさせよう
- 高飛車になっている
訳じゃなくて、単に
いつ声をかけて良いかがわかってない( ̄_ ̄ i)
だから自ら近寄って一声かければ良いとは分かっていても、そのタイミングが今一つ分からないんですよね(;^_^A
アスペルガーだって結構挑戦しているんです
結構挑戦してるんです、私も。
せめて今日こそ!!
と思うから、その人の近くにそっと歩み寄るのですが・・・
「後ろから突然声かけたらビビるんじゃ?」
とか
「少し見える所に移動して、存在を認識してもらえば声もかけやすいんじゃ?」
なんて考えるのですが、そんな事をあーだこーだと考えているうちに相手はどっかに行ってしまうwww
よし、次こそ
とは思うのですが、また同じ事の繰り返し。
きっと対人関係において、人との距離の取り方がわかってないんですよね
だからもし私が幼稚園児で、先生が
「ほら〇〇ちゃん、皆にご挨拶は?」
なんて言ってもらえると、すんなり言葉が出る事もあるのですが、流石に大人になった今だと誰も言ってくれないwww
発達障害が人と接しないのは近づき方が分からないのも原因
アスペだと知らなかった子供の頃から、散々いじめられ、嫌われるという経験をしてきたのですが・・・
良くアスペの人は空気を読まないって言いますよね?
確かに空気を読まないというか読めない事も沢山あると思うのですが、タイミングが分からないから余計にそう思われる事もあるんじゃないかな?と最近思います。
皆が和気あいあいと楽しく会話をしている真っ最中にいきなり
「昨日彼と別れてさ・・・」
全く異なった会話をぶち込む事があるのですが、これは
「その会話にどう入っていいか分からないけど、何か話さなきゃと思うから咄嗟にでた言葉。」
だったりするんです。
とは言っても、普通で考えれば
「はぁ?空気読めよ」
そう思われてしまうのですが、それがアスペルガーな人が考える最善の接し方だったりするんですよね
ちょっと違うは大きく違って意味不明な人に見えてしまいますが、案外悩みながら一生懸命改善しようとする事が発達障害な人にもあるんですよ
まぁ問題は・・・
それがやっぱり普通の人から見ると大きくズレまくっているという所んですがww