正月に東京で暮らす二女が、トイプードルを連れてきた。
会うのは3度目。
我が家で3日間お泊りした。
人懐こくて愛らしいくてたまらない。
ずっと以前から犬が飼いたくて、ショッピングモール等で買い物をした際にペットショップがあると、妻と見に行っては「飼いたいけど、世話かかるし旅行も自由にいかれへんしなあ」とあきらめてきた。
二女が帰って数日後、今通っている歯医者に早く着いてしまい、診察時間まで近くのホームセンターに工具を見に行った。
お目当ての物がなく出口に向かった時、ペットショップがありフラフラと近づくと、近くのトイプードルが私に向かってきた。
手足をバタバタさせて相手をしろとせがんでくる。
お店の人が抱きますか、と言ってくれたが抱いてしまったら最後なことはわかっている。
診察時間なので明日またきます、と、なんとか店をあとにした。
二女は「もし飼う気になったら、ブリーダーから買うといいよ」と勧めてくれたが、現実は飼うのはやはり難しいなとあきらめていた。
なのにこのトイプードル・・・これは出会ってしまったかも、と思ってしまった・・・
で、翌日、妻と再訪。
店に行くまでずっと悩んだが、抱いてしまったら最後。
迷いがどこかへ行ってしまった・・・
半月後
家にすっかり馴染んで遊べ遊べと、あの手この手でアピールしてくる。
「カブ」と名付けた。
ご存知の通り、スーパーカブは世界の人々に愛用され、1億台以上売れた、丈夫で故障知らずのホンダが生んだ普及の名車。
カブも皆から愛され、丈夫で健康で長生きして欲しいとの想いで名付けた。
いざ飼ってみると、外から見るのとでは大違い。
想定外に世話がかかるし、お金もかかる。
犬を育てたことがなく、カブが幼いこともあり大変だ。
生活が一変した。
でも、この愛くるしさで全てが吹き飛ぶ。
ただ、バイクに接する時間は大幅に減ってしまうな。
これからは、今まで以上にバイクに乗れる貴重なひと時を有意義に楽しもう!