第五福竜丸元乗組員の大石又七さん、第五福竜丸展示館学芸員の市田真里さんの講演、さらに、広島・長崎で被爆されたお二人の被爆者の方の証言でした。やはり、
史実は「勝利」したものが作り上げると聞きます。これは
残念ですが日本では都合の悪い情報は当たり前の様に隠蔽されてきました。それは今後も起きていきます。後に検証され訂正する事はとても少ない。その時に知れなくとも、唯一の救いは、後に真相を知る事ができることです。
大石又七さんは、「日本とアメリカによって、被曝という事実は情報を当事者に、国民に発信することなく、国家によって勝手に解決したとされ、終わらせられてしまった。そして、調べることも放棄してしまった。このままではビキニ事件は多くの人に忘れ去られていくことになる。自身が立ち上がらなければ、将来に後悔を残すことになるだろう」と語っていました。事実、大石さんの言及したことは、アメリカ公文書館により情報開示された文章の中で現実に示されていました。これはTBSの報道特集「第五福竜丸60年目の真実」でも報道されています。
さらに言えば、ビキニ事件によって湧きあがった原子力に対する大いなる不信を拭うために、原子力の平和利用を「広島」でアピールしていくことで作り出そうと、アメリカ・日本政府が主導し、読売を中心に報道機関も協力して促すことを目的としていたことも、この公文書館の情報開示で明らかになっています。現実として全国行脚の中で、原子力爆弾が投下され多くの犠牲者がでた広島、その広島平和記念資料館で、1956年5月27日から6月17日まで、原子力発電を大々的に宣伝する展示会が開かれています。そして、多くが原子力の平和利用に希望を持ちました。
今の日本の現実を考えていけばどうでしょうか?近年の日本は情報公開すら行っているでしょうか?大きな疑問が皆さんにもあるのではないでしょうか。真実から目を背け、
残念ながら69年前の被爆・被曝の問題すら日本では解決されていません。被爆者に関する支援の法律はいくつかあります。しかし、その中で「放射線によって人体へ何らかの弊害をもたらす」ことは、全く認められていません。行政のお目こぼしで、支援されているのが現実です。以前から、私自身言及していますが(以前のブログは⇒こちら)、この状態で本当にこの現実を根本から打開することができるでしょうか。このまま被爆や被曝での放射線による影響を認めさせていかなければ、責任は誰も取らずに、被害を野放しにし続けていくことになるでしょう。現実に、戦後69年経っても全く変わらず、福島で起きた原発事故が起きても、「直ちに影響はない」「完全にコントロールできている」と、まるで他人事の様な状態が残念ながら日本の状況であると思います。本来、国民に影響があるかもしれないことは、調べて公表をしていくことが国・地方自治体の仕事ですが、それが行われていないことを知らなければなりません。
先人たちの声は、本当に小さくなっています。そして、現実に実体験を聞く機会はまくなります。最後の灯火に、是非、耳を傾けていただき、そして、「情報」に対して厳しい日本社会を作っていきましょう。最後はやはり政治の話になりますが、こいった社会を、政治を監視し、議会・行政を変えるためには私たちの民意を示す必要があります。そして選挙こそがその唯一の手段です。その一人一人の声を是非あげていきましょう。駄目ならまた変えればいいんです。それでも駄目ならまた変えればいいんです。これが民主主義であると私は考えています。
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