障害者施設や障害者支援のあり方について | 松本浩一(杉並区内でほぼ毎日街頭演説してます)のブログ

松本浩一(杉並区内でほぼ毎日街頭演説してます)のブログ

政治の話に限らず、地元杉並区のお得情報、イベント情報、
さらに身辺に起こったいろいろな話題について書いていき
たいと思っています。

2月24日は午前中に仕事を行い、その後13時45分頃から杉並区役所近くローソン前にて、機関紙を配らせていただきました。本日はあいにくの天気で、雨で機関紙が濡れるのでやったり止めたりしていました。その後、15時半ごろには雨が止んで、いつものように活動を行うことが出来ました。本日もありがとうございました。


 さて本題ですが、本日ご意見を頂いたのですが、障害者の施設のあり方などについて記述したいと考えております。私の実現したいことの一つですが、誰もが万が一の事態の時に入所できるような複合的な施設を創設していきたいと考えています。


 もちろんこれは新たに建設することも必要ですし、都営住宅などを区で管理する中で行うことも必要です。そういった住宅の中でプライベートな空間をつくりつつ、一人の方や家族と共に経済力に見合った家賃で貸し出すことで、収入と支出のバランスをとります。さらに、その複合的施設内に、介護ヘルパーや相談員などを常設し、いつでもすばやく支援できる体制を整えることで、安心と家族の働ける体制を作り上げることが必要であると考えています。


 本来、福祉は誰でも受けることのできる平等なものでなければなりません。しかし、現在の日本では、若くして怪我や病気をされている方が入れる場が少なすぎ、ひどい状況をこうむっているのが現状です。


 現在、障害者基本法によって作成された「障害者基本計画」を運用し障害者支援を行っています。その基本理念は「ノーマライゼーション」と「リハビリテーション」です。つまり、社会的な意識と経済的・社会的ハンデをなくし、健常者と障害者の垣根をなくしていくこと、さらに、身体的・精神的なハンデを克服し治療していけるような努力に対して支援していくことです。


 一見すると、素晴らしい理念であるように思いますが、良く考えると、埋めることのできないハンディキャップを無理やりなくしたように見せかけて、社会に放り込み、治療し難い障害を無理やりリハビリさせるというむごたらしいことを行っているます。


 本来、障害は色々な状態が存在し、この障害者基本計画で一くくりにされている障害者の概念とかけ離れたものです。例えば最近勉強をさせていただいた聾者と足が不自由で車椅子で移動しなければならない方とは支援の様子が違います。聾者は耳が聞こえないが、歩くことに何も支障がない、しかし、車椅子の方であれば、駅前の見た目だけの道路整備しか行わず、生活道路がガタガタの杉並区では住みにくい町となります。


 この二つは仕事の面でも大きな違いがあります。規定により障害者の雇用が促進された際、聾者は耳が聞こえないがほぼ健常者と同等に働くことができると考えられ、制定当初はよく雇用されていました。しかし、最近の雇用実績はは落ち込んでいます。なぜなら、コミュニケーションをとることが困難であることから企業が敬遠をするようになったからです。それに変わって当初より多く雇用されだしたのが、足が不自由で車椅子などを利用する方々です。なぜなら、スロープやエレベーターなどのインフラをしてしまえばデスクワークなどの仕事は健常者と同等以上に行うことが出来、コミュニケーションも簡単に取ることが出来るからだといいます。


 これらのケースを見れば分かるように、両者に何が必要であるのかが少し見えてきますが、しかし、今の法律では細かい点を見ることができないのが実体である。例えば聾者であれば、手話通訳者を一人つければ、健常者と同じような活動を難なくこなすことができるのは確実であるが、この手話通訳者を雇う場合は企業側の更なる負担があることからどんどん聾者が人気がなくなった要因となっています。外国では手話通訳者と共に採用するようになっており多くの聾者が活躍していいますが、しかし、日本ではそういった本来必要なニーズを考慮することなく今日まで来ています。


 声を上げられる障害者の支援は少しずつよくなっていき、声を上げることができていないマイノリティーは今もまさに排除され続けています。悪しき日本の政治が今存在している。本来、政治は資源の再分配を行うものです。しかし、本来行くべき人にお金が行かず、本来受けるべきニーズを見て政策・法律を制定していくような体制になっていないません。


 人生には万が一の事態があるのは当たり前です。それが先天的なのか後天的なのかではなく、誰もが万が一のときに受けられる施設や福祉の枠組みを変えていかなければ、安心して働ける、生活して生きていける、そして、安心して死んでいける社会を作ることができるでしょうか・・・


 本日頂いたご意見でも、知的障害をお持ちの子どもさんがいらっしゃる中で、将来自分(親)が死んでも生きていけるようなお膳立てをし、働く環境を見つけたいが、そのような場所がないし、入所できる場もなく途方にくれているとおっしゃっていました。親として子どもの将来と親としての責任と愛情をもっていても、どうすることもできないのが現状であることを、教えてくれました。


 私は家族でも一人でも暮らせ、負担を分かち合えるような複合的な施設を提案していかなければならないと考えています。その新しい福祉のモデルを杉並区から発信していかなければなりません。本来のニーズにあった自立支援と障害者支援を行う必要があり、そして、当事者にその実態を聞かなければ問題の本質は分かってきません。


 何を持って自立なのか、本当に完全なる自立が必要なのか。人は一人では生きていけませんだからこそ地域の連携や家族の連携の中で生活をしていく必要があります。私はその「お互い様」のあり方が、古きよき日本の中にあったと考えています。今まさに消えかけている先人の知恵も、社会を良くする為に大いに必要です。その手助けになれるように頑張ります。




「杉並区政にタックル!」 

 松本浩一 (まつもと こういち)  

手作りホームページ開設 

http://matsumotokoichi.web.fc2.com/  
松本浩一の理念・政策、プロフィール、作成したチラシや活動報告などアップしていきます。是非お越し下さい。 

松本浩一のプロフィールはこちらです。
http://matsumotokoichi.web.fc2.com/profile.html
是非、お越し下さい!!

Twitterやってます!! 

ユーザーネーム Matsumoto_501
こちらも随時更新します。フォローお待ちしております。

(念のため) http://twitter.com/#!/Matsumoto_501

PRESS タックル創刊号」です。松本浩一の理念・政策などを書いてあります。

http://matsumotokoichi.web.fc2.com/PRESS1.pdf