大学2年の次男が去年から、自分の出た中学校で、
放課後、生徒たちの勉強を見てあげているそうで。
塾などに通っていない生徒たちを対象にしているのか、学校からの依頼で週に1度くらい行っているそうで。
「ま、まじか!?」
な、出来事。
うちの次男と言えば、中学では宿題もやらなかったタイプ。
高校でも同じような調子。
受験も直前になって慌てて追い込んだやつなので、生徒たちに勉強を教えるなんてのは、親としては驚愕な話です。
けれどもこれが、務まっているようなので、不思議ですね。
まあ、もともと、面倒見のいいやつなので、それが功を奏したのかどうなのか。
『教える』
という立場になると、それぞれの学科に対しても、また違う向き合い方になるのかも知れません。
「なんで自分が中学の頃、この程度のこと分からなかったのか不思議」
そんなこと言ってやがります(笑)。
あの頃には手に出来なかった自信を、いま、手に出来るのかも。
とても、いいことですね。
往々にして人は、出来なかったこと、出来ないことばかりに目がいってしまいます。
周りと比べてしまうからでしょうねえ。
その時に「わからない」「出来ない」からって、自分を否定する必要なんてない。
まだそれが出来る時期ではなかったのかも知れないし、
ひょっとして、出来なくてもいいことなのかも知れない。
答えは未来が教えてくれる。
「う〜ん、だけど、出来たこともあまりないかな…」
私もそう思ってしまいます。
けれど、本当はいくつものことを乗り越え、クリアしてきた。
だからこそ、いまもこうして生きて、暮らしているんですものねえ。
次男にとっての中学校のように、
たまに「あの頃」に戻ってみるといいのでしょうね。
「あの頃」出来なかったことを、今は乗り越えている。
乗り越えていなくても、いまもこうして頑張っている。
「あの頃」の自分と、「未来」の「いま」の自分。
たまに、ミーティングさせてあげるとよさそうですね。
今日もイイ日に。