昨日、Facebookライブ、
「今夜もひとことほめてみた」
に、スペシャルゲストとして、
パラ・パワーリフティングの強化指定選手、三浦浩さんをお招きしました。
リオ・パラリンピックでは49kg級で、5位入賞された方。
健常者(!!!)のマスターズベンチプレスの世界大会でも優勝された方。
今年56才。
なんと、4才のお孫さんまでいらっしゃる。お孫さんから見たら、「スーパーおじいちゃん」ということになります。
(かけらもおじいちゃん感はありませんが!)
三浦さんは、コンサートスタッフ、特に楽器のスペシャリストとして、さだまさしさんや長淵剛さんのツアーを支えていました。
私も少しの間、一緒に仕事をさせていただきました。
その当時から、いつも笑顔で、元気があふれる方。
今思い返すと、私が何をお願いしても、
「いいっすよー♪」
と、笑顔で、すぐに、完璧に、対応してくださっていたシーンばかりが浮かんできます。
38才の時にコンサートの撤収中に事故に遭われました。
400kgの機材が倒れて、それを支えきれずに、脊髄を損傷してしまいました。
足が動かなくなる、と医師から言われた瞬間から、
「足が動かない、じゃあ次に何ができるか?」
と、病床で、もう次のことを考え始めたと言われます。
「ならば、手でできること!」
と。
そのエネルギーはどこから生まれてくるのでしょう?
三浦さんは車椅子で、ツアースタッフを続けながら、40才の時に、パラ・パワーリフティングを知ります。
「これなら、ツアーで全国まわりながらできるじゃん。ジムは全国どこでもあるし」
『できるじゃん』…その言葉のエネルギー、どこから出てくるのでしょう。
そこから4年後、44才にはもう世界10位までのチカラをつけていましたが、北京・パラリンピックは選考基準で出場ならず。
48才で、ロンドン・パラリンピック出場。
52才で、リオ・パラリンピック出場、5位入賞!
今年の東京・パラリンピックも当然狙っていらっしゃいましたが、選考大会が新型コロナウイルスで中止。パラリンピック自体も来年に延期となりました。
「延期となった今、どんな思いですか?」
とお聴きしたところ、
「いや、もともと、2028年のロス・パラリンピックまで現役で出場するつもりですし♪」
と、笑顔でさらりと言われます。
2028年。64才!?
目指している地平の先の違いを感じます。
「400kgを支えきれずに脊髄損傷してしまったので、400kgを持ち上げてやりたい!」
なんとものすごいエネルギー。
「だから、いまできることをやるのみです」
同じ出来事を経験しても、それをどう捉えるかで、こんなに人って強くなれる。
何を目指していくかで、こんなに人って素敵になれる。
きっと人は、心のどこか、身体の奥底のどこかに、
エネルギーの湧き出るところがあるのだと思います。
ひょっとしたら、そこは少し掘り起こさないと、エネルギーは湧き出さないのかも知れません。
三浦さんの言葉を聴き、その笑顔、その歩みを見ていると、
私たちにもきっと、エネルギーの湧き出るところがあるはずだ、私たちなりに、と思わせてもらえます。
世界がいま、こんな状況の中、三浦さんのお話を聴けて、
少し閉じかけていた、エネルギーの源泉が、再び開いて、湧き出すものを感じます。
それを「勇気」と言うのですね。
三浦さん、ありがとうございました。
今日もイイ日に。
松本秀男 著書:
●「ほめる」は最強のビジネススキル!(悟空出版)
https://amzn.to/37lelys ;
●できる大人のことばの選び方 (青春出版社)
https://amzn.to/2NezFhq
NIKKEI STYLE 、YAHOO!ニュース、で紹介いただきました
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191212-00010002-nikkeisty-bus_all&fbclid=IwAR17LDG2IXDC8f9EJff4LyLmFMgSUPSBxYirCNUHrqkXJuRF5XjUxWPudac
●できる大人は「ひと言」加える(青春出版社)
https://goo.gl/9U8PM2
一般社団法人日本ほめる達人協会
https://www.hometatsu.jp/
ほめ達!検定開催中!!
https://www.hometatsu.jp/schedule/