新規出店・分院展開で押さえるべき「失敗しない立地選定のポイント」-治療院の多店舗化経営 | 船井総研発!一番店の法則~実費型治療院(整骨院・接骨院)・サロン経営コンサルティングブログ~

新規出店・分院展開で押さえるべき「失敗しない立地選定のポイント」-治療院の多店舗化経営

こんにちは、実費型治療院・サロンコンサルタントの松本です。

「立地」と一言で言っても様々な定義があると思います。

基本的には、お客様が「立ち寄りやすい」や「入りやすい」「集まる」ところを「好立地」と呼びます。
(郊外型店舗、駅前型店舗と場所によって好立地は変わります)

具体的には…

「立ち寄りやすい」=駅から近い、商業施設を結ぶ主要生活道路沿い

「入りやすい」=間口が広く看板の視認性が高い、1F立地、駐車場が広い

「集まる」=駅の乗降客数が多い、商業施設の近く

等といった具合です。

上記は基本ですが、

<治療院で確認すべき立地条件とは・・・?>

◆郊外立地なら

・商業施設の近辺か?(スーパー・SC等)
・駐車場台数は多いか?(できれば10台以上)
・間口が広く看板の視認性が高いか?
(間口5.4m以上で100m先からでもわかる)
・中央分離帯がない生活道路沿いか?
・店前通行車台数は十分か?(バスやタクシー等を除いた一般車両)
・商圏人口(車5~10分圏内)

「あれば理想!」
・スーパー敷地内で25~30坪(駐車場は共用)
・商業施設を結ぶ交差点の角地
・店前交通量は500~1,000台/1h

◆駅前立地なら

・繁華街型か?ビジネス型か?
・最寄り駅の乗降客数は十分か?
・店前通行人数は十分か?
・1F店舗なら間口は十分か?
・空中店舗なら看板を置くスペースの視認性は良いか?
・商圏人口(徒歩5~10分圏内)

「あれば理想!」
・店前通行者数500~1,000人/1h以上の1F
・WEB強化型の場合は駅からの距離5分以内でもOK
(通いやすさ)

◆共通項目として

・近隣の自費強化型治療院数
(実費型治療院の場合、保険のみの整骨院数は問題にならないケースが多い)
・近隣の治療院メニュー数・価格帯
・家賃は売上の10~15%で見込む

良い出店立地を獲得するためには、地域の不動産屋さんとのコネクションや、ディベロッパー、関連業者さんとの繋がりも大切です。

また、常にアンテナを立てて街を見ることも重要です。
(めぼしい空きテナントがあったら、管理会社をメモする等)

実際に出店候補を絞る際には、

・店舗周辺を実走(周辺環境を調査)
・店前通行量を調査
・周辺人口を調査
・競合状況を調査

した上で、最良の立地を選択したいところです。

もちろん、圧倒的商品力とWEBを使った集客で立地の壁を超えることもできますが、新規で出店する場合は上記ポイントを踏まえることで、集客のしやすさが段違いです。

次回は、単店5,000万円→1億円を目指すための「売場面積(ベッド数)」をお送りいたします。